『撃っちゃいました』 2005年7月4日(月)

群馬県で発砲事件です。
といっても、悪者が、鉄砲を撃ったわけではなく、警察官です。
下の記事に詳しくあるように、住居侵入事件があり、警官が駆けつけると、付近 をうろついていた不審人物を発見。任意同行を求め、パトカーで移送中、事件は 起こりました。

後部座席に警官と座ってましたが、隠し持っていたナイフを振り回し、暴れたた め、運転していた警官が、パトカーを止め、後部のドアを開け、警告して、撃っ た。ということのようです。
弾は、2発とも命中。病院へ運ばれましたが、死亡。

これに対して、群馬県警大間々署の斉藤秀樹次長は、「現段階で判明している事 実から判断し、適正な拳銃使用であると考えている」と話しています。
その時点で何が判明していたのかわかりませんが、それでは、どうなったときに、 「不適切な拳銃使用」となるのか?
疑問に思った私は、群馬県警の高橋泰博県警本部長に聞いてみました。

「本部長、県警のガイドラインでは、今日の事件は、拳銃の適切な使用となるん でしょうか?」
「まぁ、ここに群馬県警の拳銃使用に関するガイドラインのコピーがあるから、 これ、差し上げますから、よーく読んで勉強してください」
と言って、高橋本部長は、私に、分厚いガイドラインのコピーを渡した。

パラパラとめくってみた私は、言った。
「そうすると、今日の事件は、適切な使用だったということですね?」
「そうです。どこから見ても、適切ですよ。
詳細が上がってくれば、はっきりするでしょう」

「それじゃ、本部長。逆に、どういうときに不適切な拳銃使用となるんですか?」
「そうですねぇ〜、それは、ガイドラインにも書いてないことをすると不適切と なりますかな」「たとえば?」
「う〜ん、たとえばねぇ〜、、、。
たとえば、犯人に向かって撃ったのに、当たらなかった。これは、不適切です。
わが県警では、“撃ったら当てろ。当たらなきゃ、撃つな”と指導しています」

「じゃ、今日のは、2発撃って2発とも当たってますから、不適切ではないと?」
「そうですね。あんな至近距離から撃って、当たらなかったら、降格ものです よ」
「あの〜、同僚の警官がいたんですが、その人に当たったりという心配はないで すか?」
「まぁ、心配はありますが、たとえ当たっても、公務ですから」
「公務だから仕方ないと?」「そうです」

「そうですか。ところで、この件で、何か反響はありましたか?」
「反響ねぇ〜、、、? あっ、ありましたよ」
「なんですか?」
「小泉総理から、電話がありました」
「小泉総理? あの小泉総理大臣ですか?」
「そうです」「なんと?」
「いや、褒めてもらいました。
この前、凶器を持った男が襲ってきて、警官が猛スピードで逃げた。
近くにいた民間人を置き去りにして、、、。そんなことがあったでしょう」
「はいはい、覚えてますよ。しかも、テレビカメラの目の前でした」
「そう。それが、ニュースに流れてしまった。
そんなことがあったから、警察は、大丈夫なのかと心配されてたようです、 総理は。それが、今回のことで、ちゃんと暴れる男を撃ち殺してくれた。
ということで、ずいぶんお喜びのようでした」
「そうですか、、、」

意外なところから、お褒めの言葉があったようです。


警官発砲:死亡の容疑者はナイフ隠し持つ 群馬・大間々町
 2日午前9時15分ごろ、群馬県大間々町の国道122号を走行中のパトカー 内で、同県警大間々署員が住居侵入容疑で任意同行していた栃木県足尾町の職業 不詳、今井実容疑者(31)が後部座席で突然暴れ、隣に座っていた巡査部長 (33)に万能ナイフ(刃渡り約6センチ)で襲いかかった。運転していた巡査 部長(48)がもみあいに気付き、パトカーを止め、後部座席のドアを開けて警 告後、今井容疑者に向け拳銃2発を発砲。弾丸は左肩に2発とも命中した。今井 容疑者を殺人未遂、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕したが、約3時間後に病院で 死亡した。襲われた巡査部長は顔や胸に軽傷。

 同署の調べでは、2日朝、同県東村で住居侵入事件があり、被害のあった家付 近にいた今井容疑者を、巡査部長2人が任意同行した。今井容疑者は当初は無言 だったが、隠し持っていたナイフで突然切り付けた。パトカーを止めた後、運転 していた巡査部長はやめるよう2度警告したが聞かないため1度発砲、なお抵抗 したのでもう1発発砲したという。今井容疑者は意識はあったという。

 同署の斉藤秀樹次長は「現段階で判明している事実から判断し、適正な拳銃使 用であると考えている」とコメントした。しかし、特別公務員暴行陵虐致死など の容疑に当たるかどうかを前橋地検、警察庁と協議する方針。また、任意同行だ ったため、簡易なボディーチェックしかできなかったとしている。
毎日新聞 2005年7月2日
------------------------------------------------------------------------- パトカー内で暴れた男に警官発砲し死亡 群馬・大間々
2005年07月02日19時51分(朝日新聞 http://www.asahi.com/)

 2日午前9時10分ごろ、群馬県大間々町上神梅の国道122号で、パトカー に乗せられていた男が突然、大間々署の男性巡査部長(33)に隠し持っていた 刃物で切り付けた。このため、別の男性巡査部長(48)が男に向けて拳銃を発 砲。男は左肩に2発の銃弾を受け、公務執行妨害と殺人未遂の疑いで現行犯逮捕 されたが、搬送先の病院で約3時間後に死亡した。切り付けられた巡査部長は顔 などに2週間のけが。

 同署によると、死亡したのは栃木県足尾町中才、職業不詳今井実容疑者(31)。
 調べでは、2日朝、群馬県東村(勢多郡)で住居侵入事件があり、通報で駆け つけた巡査部長2人が、現場近くにいた今井容疑者に任意同行を求めた。パトカ ーの後部右側の座席に乗せて同署に向かう途中、今井容疑者が後部左側の座席に いた巡査部長に突然刃物で切り付けた。運転していた巡査部長が車外に降り、後 部ドアを開けて「撃つぞ」と2回警告したが、従わなかったため、肩に向け1発 発砲。なおも抵抗したため、さらに1発を発砲したという。

 同署の斎藤秀樹次長は「現段階で判明している事実から判断して、適正な拳銃 使用だと考えている」としている。



line


掲示板へ

next

back

index

menu

home




広告 [PR]  転職支援 ヒートテック わけあり商品 無料レンタルサーバー ブログ blog