『白頭山神社』 2005年7月13日(水)

2025年、北朝鮮は、民主主義の国になってました。
まぁ、今から20年後のことですから、そういうこともあるでしょう。

しかし、民主主義とはいっても、建て前です。
一応、選挙は行なわれますが、北の将軍さまこと金正日氏を継いで、息子の金正 男氏が、大統領になってるのです。
ただ、表向きは、民主主義の国となりましたので、もう、アメリカから攻撃され る心配もなくなり、経済も、韓国などからの援助もあって、なかなかの繁栄振り です。

もう、日本を火の海にするとか、核攻撃するなどという人がいなくなって、日本 人としては、安心していられるはずですが、ところが、やっかいな問題が起こり ました。 「白頭山神社」です。

北の将軍さま・金正日国家主席の時代、日本人拉致事件がありました。
ですが、日本と北朝鮮が国交を回復する条約を結ぶとき、一応の決着となりまし た。 日本人の手によって、拉致事件の主犯格の軍人、特殊工作員などを、裁判にかけ、 処刑したのです。2015年のことでした。

ですが、それから10年経った2025年、金正男大統領は、おじいさんにあたる金正 日同志の誕生の地・白頭山に、日本人を拉致したとして責任を問われ、処刑され た軍人を祀る神社を建設し、参拝したのです。
白頭山は、建国の父・金正日氏の出生の地といわれる場所で、北朝鮮では、神聖 なところです。そこに、日本人拉致事件の関係者として処刑された軍人を、神と して祀ったのです。

このことが、北朝鮮の新聞社によってスクープされると、日本でも、知られるよ うになりました。怒ったのが、拉致の被害者の家族たちです。
拉致事件の被害者・横田めぐみさんのご両親。
90歳を超える横田夫妻は、外務省に行き、「拉致事件の加害者を、神として祀る ことなど、到底見過ごせない。日本人を馬鹿にするにもほどがある。厳重な抗議 をするべきだ」と訴えました。

数日後、外務省から連絡がありました。
「拉致は許すことができない犯罪ですが、白頭山神社に祀られている人は、もは や罪人ではないのです。すでに、処刑されることで、罰を受けているのです。北 朝鮮のために死んだ人を、どのように祀るかは、北朝鮮人の問題であって、国内 問題であると考えます」
北朝鮮大使館から、このような回答があったのでした。

横田夫妻をはじめ、元・拉致被害者家族の会の人たちは、集合しました。
全国の反北朝鮮感情を煽り、東京で、10万人デモを行なったのです。
デモ行進は、北朝鮮大使館に向かい、警備する機動隊と衝突となりました。
そのとき、デモの先頭を歩いていた安倍晋三元総理が、後ろから飛んできたデモ 隊の誰かが投げた石が、後頭部にあたってしまいましたが、相当な「石頭」だっ たようで、ケガはなく、そのまま3日間、北朝鮮大使館の前に、座り込みの抗議 を続けました。

「外交のことだから、頼むよ」と、石原伸晃総理から、この事態への対処を一 任された小泉孝太郎外相は、情報収集作業に追われ、ここ数日というもの、大好 きなテレビ番組への出演もキャンセルしている。
しかし、この騒動をうまく処理すれば、人気が上がり、総理のイスがぐっと近づ くと、力を入れているようです。




line


掲示板へ

next

back

index

menu

home




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送