コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『かわいそうな平沼赳夫先生』 2005年11月25日(金)

どちらから話せばいいでしょうか。二つの違う話なんですが。
それでは、「防衛省」の話から。

下の二つの記事にあるように、「防衛庁」を「防衛省」に格上げする話 が、進んでいます。
国防に執念を燃やす「国防族」? にとっては、念願が叶いそうです。
石破茂先生など、大喜びかもしれません。

なにしろ、「庁」などがついてるのは、今や、防衛庁だけですよ。
環境庁は、環境省になりましたし。
国防を重んじるなら、防衛庁も防衛省にしてほしいと願うのは、当然の こと。

それでも、今は、「戦力の不保持」を謳う憲法第9条を改正しようとい う動きもあって、それと重なると、なにやら、軍国主義の復活とは言わ ないまでも、海外での武力行使に向けての準備では?と疑われるかもし れません。

それに、与党の公明党の存在があります。
「平和、福祉」を主張する公明党が、防衛省への格上げを認めるでしょ うか、、、?

認めても、いいようです、、、。
公明党は、「児童手当の拡充」か「永住外国人の地方選挙権法案」と引き 換えに、防衛省への格上げを認めるかもしれない、と報じられてます。

しかし、ほんとうでしょうか!?
「平和、平和」と言っていた公明党が、防衛庁の防衛省への格上げに賛成 するでしょうか?
裏がありそうです、、、。

裏がありました!
「女性・女系天皇問題」。
(下の防衛省関連の二つの記事に続く3つの記事)

小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」が、女性・女系 天皇を認める報告書を出しました。
「女性天皇は、ともかく、女系天皇は、絶対認めない!」という人もいる 中で、なぜ、小泉総理は、女性・女系天皇を認めるのでしょう?
もしも、小泉総理が、女性・女系天皇に反対なら、諮問機関のメンバーを 入れ替えることもできたでしょう。
それが、できないなら(できるはずですが)、報告書を棚上げすることも できるはずです。
事実、小泉総理は、国立の追悼施設については、無視を決め込んでます。
ですが、来年、この報告書に沿った皇室典範の改正案を国会に出すようで す。

小泉総理にとっては、天皇陛下のために戦い、死ぬと、靖国神社に祀られ る。だから、靖国神社参拝は、中国や韓国との外交を犠牲にしても、やり 抜かねばならない重要なものなのです。
そして、小泉総理にとっては、天皇陛下のために戦い、死ぬことが大切な ことであって、その天皇陛下が、女性であっても、女系であっても、たい した違いはないのです。
「天皇のために戦い、死ぬ」
このことこそ、貴重なことなのです。

小泉総理は、そのために、公明党と取り引きしました。
公明党が希望する女性・女系天皇を認める代わりに、防衛省の格上げを認 めてもらう約束をしたのです。

このことに気がつかないのは、かわいそうな平沼赳夫先生
超党派の保守系国会議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」の会長に祭 り上げられ、「女性・女系天皇には反対である!」と声を上げてます。

「天皇は、男だから敬える。女の天皇は尊敬できない」
そういう国民は、少ないでしょう。
だから、女性・女系天皇が認められようとしているのに。
小泉総理と公明党との取り引きは、すでに成立しているのに。
それに気付かない平沼先生、、、。
郵政民営化と同じことが繰り替えされようとしています。
かわいそうな平沼赳夫先生、、、。


防衛庁の「省」昇格案提出を要請へ…自民行革推進本部

 自民党行政改革推進本部(衛藤征士郎本部長)は22日午前、党本 部で総会を開き、防衛庁の「省」昇格を政府に求めることを了承した。

 政府に「防衛省設置法案」を次期通常国会に提出するよう要請、省 昇格に慎重な公明党との調整を進めることを確認した。

 これに関連し、安倍官房長官は同日午前の記者会見で、「防衛庁の 省昇格は従来から党内でもあった議論だ。自民党で(省昇格の)方向 が決まったことの重みを受け止めないといけない」と述べた。
(2005年11月22日11時29分 読売新聞)
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「防衛省構想」が再燃 自民が法案、公明内に容認姿勢も
2005年11月25日01時40分

 与党内で防衛庁の「省」昇格問題が再燃し始めた。自民党は24日、 防衛省設置法案を来年の通常国会に提案する考えを示し、公明党は「検 討する」と答えた。公明党にはこの問題への慎重論が根強いが、年来の 主張である児童手当の拡充などと引き換えに容認する姿勢も見え隠れし ており、今後の政策課題の焦点となりそうだ。

 自民党の行政改革推進本部(衛藤征士郎本部長)は22日の総会で、 防衛省昇格を目指す方針を決定。同党は24日の与党幹部同士の会談 で、来年の通常国会で憲法改正の手続きを定める国民投票法案、教育 基本法改正案とともに政府提出の防衛省設置法案を提出する考えを明 らかにした。22日の結党50周年記念党大会で発表した新憲法草案 では「自衛軍」保持を明記しており、総選挙での圧勝も踏まえ、いず れも「自民党らしさ」を前面に出した法案だ。

 一方、公明党は24日の会談で児童手当の拡充や永住外国人の地方 選挙権法案を成立させるよう要求した。東順治国対委員長は、記者団 に「防衛省」問題について「単に名前が変わるという議論じゃない。 いろんな意見がある」と語った。

 防衛庁が省に昇格しても実態は変わらないとの見方が強いが、独自 に省令改正、閣議への議案提出ができるようになる。02年暮れに自 民、公明、保守の3党は、有事法制成立後の最優先課題として取り組 むことで合意。自民党は04年の通常国会で議員立法での提出を目指 したが、公明党は「政府提案で」と主張し、先送りになった。

 公明党内には「この時は参院選や自衛隊のイラク派遣もあって、賛 成するにはタイミングが悪かったが、今回は状況が違う」と容認の余 地があるとの指摘も。一方で「引き換えに児童手当を拡充させること ができるのでは」「バーターするのならむしろ永住外国人の地方選挙 権法案だ」との声もある。

 神崎代表は記者団に、防衛省設置法案について「政府提出法案は尊 重したい」と前向きな姿勢を示しながらも「なぜこの時期に昇格させ るのか、国民に説明できるようにしてもらいたい」と条件を付けてい る。

 小泉首相は24日、「防衛省」昇格を求めに官邸を訪ねた衛藤氏ら に「公明党とよく相談してくれ」と述べるにとどまった。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)
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「女性・女系天皇に反対 超党派議員が安倍長官に決議文」
2005年11月16日21時10分

 超党派の保守系国会議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(2 38人)の平沼赳夫会長は16日、首相官邸で安倍官房長官に会い、 「皇位継承問題は国家重要事項であり、慎重な審議と国民の納得が図 られるべきである」とする決議文を渡した。小泉首相の私的諮問機関 「皇室典範に関する有識者会議」が女性・女系天皇の容認を最終答申 に盛り込むことに反発した格好だ。

 決議文は、今月下旬に答申を出す有識者会議の議論を「国民の理解 を超える拙速さ」と批判。平沼氏は面会後、記者団に、「万世一系の 男系は125代続いて大事にしないといけない。40、50年の知識 の中で変えるべきではない」と述べた。同氏によると、安倍長官は 「確かに預かった」と述べたという。日本会議によると、安倍長官や 麻生外相、中川農水相は国会議員懇談会に参加している。平沼氏は 「同じ考えだから、我々の決議の容認に理解をいただければと思う」 と語った。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)
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「皇位継承は長子優先で一致…皇室典範会議」

 小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(座長= 吉川弘之・元東大学長)は21日の第16回会合で、皇室典範の改正 に関する報告書の概要を決めた。女性・女系天皇を認めるとともに、 皇位継承順位は、男女を問わず出生順に決まる「長子優先」とするこ とで一致した。女性皇族が結婚後も皇室に残り、宮家を創設できるよ うにすることも決めた。24日に小泉首相に報告書を提出する。これ を受け、政府は来年の通常国会に皇室典範の改正案を提出し、成立を 目指す方針だ。

 吉川座長は21日の会合後の記者会見で、皇位継承順位を「長子優 先」とする理由について、「国民が、(長子を)将来の天皇として、 幼少のころから期待を込めて見守ることができる。安定性も優れてい る」と述べた。最後まで検討対象になっていた「兄弟姉妹間での男子 優先」案に関しては、「(女子が先に生まれた場合)皇位継承者が不 確定な期間が長くなる。不安定な制度は好ましくない」と結論づけた。

 有識者会議の結論通りに皇室典範が改正された場合、皇太子ご夫妻 の長女の愛子さまの皇位継承順位は、皇太子さまに次いで2位となる。

 また、現在は、女性皇族が一般男子と結婚した場合、皇籍を離脱し なければならないと定めているが、有識者会議は、結婚後も皇室に残 ることを認めた。皇位継承者を安定的に確保するのが目的だ。女性皇 族と結婚した男性も皇族となるとした。

 天皇の姉妹や子、孫にあたる内親王には、本人の意思に基づく皇籍 離脱は認めない。ただ、皇族が増えることで皇族費の増加が懸念され ることから、皇室会議が、内親王の皇籍離脱を決めることはできる。
(2005年11月22日1時34分 読売新聞)
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「女性・女系天皇容認、第1子優先 皇室典範改正へ報告書」
2005年11月24日23時27分

 小泉首相の私的諮問機関「皇室典範に関する有識者会議」(吉川弘 之座長)は24日、「女性天皇」や、母方だけに天皇の血筋を引く 「女系天皇」を認め、皇位継承順位は男女を問わない「第1子優先」 とする報告書を首相に提出した。「男系男子」を軸としてきた皇位継 承制度を大きく転換する。現在の皇室にあてはめると敬宮愛子さまは 皇太子さまに次いで継承順位2位となる。政府は来年春にも皇室典範 の改正案を通常国会に提出する方針だ。

 小泉首相は24日夜、報告書について「世襲による天皇制は、安定 して継承されなければならないという考えのもとに出された。来年の 通常国会に法案を提出するよう準備を進めなければならない」と記者 団に語った。

 報告書は、「世襲による継承を安定的に維持する」ため、女性・女 系天皇を容認するよう求めた。

 皇位継承順位については、天皇の直系子孫で男女を区別しない「第 1子優先」が「適当である」と結論づけた。制度として分かりやすく、 幼少時から養育方針が定まることなどを利点とした。

 皇太子ご夫妻に男子が誕生した場合、皇位継承者は「国民世論に配 慮して検討する」との文言を盛り込む意見もあったが、報告書は「検 討に際しては今後、皇室に男子がご誕生になることも含め、様々な状 況を考慮した」とし、第1子優先に基づく皇位継承が「中長期的な制 度のあり方」として、「最善のものである」と結論づけた。

 吉川座長は24日の記者会見で「ただちに現実の制度として発効す ることを考えて議論を進めてきた」と説明した。ただ、皇太子ご夫妻 に男子が誕生した場合の愛子さまの継承順位については、「そういう 仮定の話は議論の俎上(そじょう)には載せなかった」と述べた。

 有識者会議の報告書は現在の継承順位の確定には踏み込まず、一般 的な継承ルールの決定に徹する姿勢を示した。国民の間に「男子待望 論」などがあることも視野に、こうした場合にどう対応するかは今後、 皇室典範改正案づくりに着手する政府側に委ねた格好だ。

 皇族の範囲について報告書は、天皇・皇族の子孫は永世にわたって 皇族とする「永世皇族制」を踏襲。天皇の娘や女性の孫にあたる「内 親王」が結婚すれば皇族を離れる「皇籍離脱制度」を改め、結婚後も 皇族にとどまり宮家を創設するとした。内親王は天皇の息子や男性の 孫にあたる「親王」と同様、自らの意思で皇族を離脱できなくなる。 皇族以外の男性が、女性皇族と結婚することで皇族になるとした。

 ただ、皇位継承は古代から男系でつながってきただけに、女系を認 める皇室典範改正は、皇室の伝統や天皇制のあり方を変えることにな る。今後の国会審議などで調整が難航する可能性もある。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)



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