『うちの先生を大臣に?』 2005年9月14日(水)

うちの先生、国会議員の経験からいっても、実力からいっても、そろ そろ、入閣してもいい時期と、今度の内閣改造には期待して、いまか らそわそわしています。
今日は、急に、首相官邸に呼ばれ、小泉総理と、お会いしているとこ ろです。

先生が、帰ってきて、車に乗り込んできました。
「先生、事務所でいいですか?」
「ああ」
「じゃ、運転手さん、事務所へお願いします」

「先生、小泉総理とお会いしたんですか?」
「うん」
「小泉総理は、なんと?」
「う〜ん、、、」
「内閣改造で、入閣では?」
「話は、そのことだったんだけどね、、、」
「おめでとうございます!」
「いや、違うんだよ、、、」

「小泉総理は、こう言うんだよ、、、
“私の任期は、来年の9月までだが、郵政民営化はやったけれども、 まだまだ他にも改革は続けなければならないし、国民も党も、私の 任期延長を望んでいる。
しかし、私は、選挙期間中も選挙の後も、9月で辞めると言ってき た。
来年の9月、辞めないで、もっと続けてほしいという国民や自民党 の声があるとき、キミがもし、閣僚だったら、私に、なんとアドバ イスするかね?”
こういう質問だった、、、」
「先生は、なんとお答えしたんですか?」
「私はねぇ〜、、、
“小泉総理が、この選挙をやって、大勝に導いた。
衆院での議席の優位を利用して、どんどん改革を進めるべきです。
これから、1年では、足りないでしょう。
来年9月に、総裁の任期は切れても、それは党の規約を変えれば済む こと。改革を途中で投げ出さず、総理として、国をリードしていくべ きです”
そういったんだけどね、、、
どうだったろう?」

「先生、それは、まずいですよ!
小泉総理は、ああいう人です。一度言い出したら、ききません。
来年9月の任期が終わったら、辞めるというのは、選挙目当てに言っ てたのではなく、前から、言ってたことです。
大きな改革をやり遂げるには、何かの原則が必要です。
小泉総理は、自民党の党規は守るという原則を貫きたいんですよ。
自分だけは特別・例外というのでは、成り立ちませんよ。
総選挙で、誰を公認する・しないというとき、“郵政民営化に反 対した議員は公認しない”という原則を貫いた。
それと同じことを、自分にも適用したい。
それが、小泉総理の信念ですよ、先生!」

「あれっ、そうお? どうしよう、、、?
今から、電話で訂正しようかなぁ〜、、、?」
先生は、携帯を取り出して、電話しようとした。

「先生、今からじゃ、もう遅いのでは、、、?
それに、小泉総理が、任期を延長する・しないというのは、小泉総 理自身が決めること。閣僚がなんと言っても、聞きませんよ」
「じゃ、どうしよう?」
「あっ、先生。違います。これはワナですよ。」
「ワナ?」
「小泉総理は自分の進退を他人に聞いたりはしませんよ。
小泉総理が知りたいのは、先生が、一度言ったことを、あとで訂正 したりするかどうか。そこが試されてるんですよ、先生」
「そうか。危ないところだった」
と言って、先生は携帯電話をしまった。

しかし、ほんとに、そのことが試されたのかどうかは、内閣改造の ときにわかるでしょう。
うちの先生は、大臣になれるんでしょうか、、、?




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