『広津素子もマドンナです!』 2005年9月26日(月)

第44回衆院選が行なわれた9/11(日)のすぐ後くらいのこと。
大手広告代理店「電通」に、ある男性が訪れました。 名刺には、「衆議院議員・ 広津素子 私設秘書」とありました。
その男性の用件は、こうでした、、、。

「おたくは、広告代理店ということですが、政治家も扱ってるんでしょ?」
「ええ、もちろん。
政治家個人から、政党まで、まぁ、頼まれれば、何でもやりますよ」
「たとえば、誰を?」
「いえ、それは、個人情報ですから、お教えできないんですが、、、」
「まさか、民主党のあの評判の悪かったCM。
岡田代表が、ぶつぶつ、一人で何かつぶやいているようなCM。
あれなんか、おたくじゃないでしょうねぇ〜?」
「ハッハッハッ。冗談はやめてください。
あれは、博報堂ですよ、うちのライバル会社です。
まぁ、あんな大失敗をやるようじゃ、もはやライバルじゃないですけど ね。
うちは、小泉総理のCMをやりました。大成功したヤツです。」

「そうですか。安心しました。
それでですね、実は、お願いがあるんですが。」
そう言って、男性は、資料をどさっとテーブルに置いた。
「これを見てください。
これは、片山さつきさん。え〜と、こっちは、佐藤ゆかりさん。
それから、こっちが、藤野真紀子さんです。
新聞や週刊誌・雑誌などに取り上げられた記事のスクラップです」
「ふ〜ん。どれも見たことあるものですよ。こちらはプロですから。
これが、どうしました?」
「それに対して、うちの広津のものです。こちらです」
と言って、男性が差し出したのは、佐賀日々新聞の切り抜きでした。
「これだけですか?」
「そうなんです。これだけです、、、」

小泉総理の送った“くの一”“刺客”“マドンナ候補”と呼ばれた女性 たちは、みんなスポーツ新聞から全国紙、週刊誌などにもたくさん取り 上げられてるのに対して、広津議員は、地元の新聞に、わずかに紹介記 事が載ってるだけ。
これを、なんとかしてほしい。知名度を上げて、全国的な人気にしてほ しい。
男性の要望は、そんな内容でした。

「わかりました、、、。いやぁ〜、しかし、、、」
「どうしたんですか? やってもらえるんでしょ?
これには、私の人生がかかってるんですよ。
今は、私設秘書ですが、これが、うまくいったら政策秘書になれるかも しれないんですよ。お願いです、やっていただけませんか?」
「ちょっと誤解があると思うんですよ、、、。
われわれ広告代理店というのは、まったく何もないものから、何か流行 を作り出す。そんな魔法使いじゃないんですね。そうですねぇ〜、、、。 小泉総理のCM。
あのCMも、小泉総理の記者会見が先にあったから、その記者会見のとき のイメージを選挙キャンペーンにも利用した。“力強く改革を訴える首 相”。そのイメージを全国に放送したんです。」
「ええ、わかりますよ。ですから、そういうのを、うちの広津でも、や ってほしいんですよ。」
「いやいや、ですから、素材といいますか、“元”となるものがないと、 そのイメージを広めるということもできないという話なんですよ、、、」

「どういうことですか?」
「ですから、はっきり申しますと、、、佐藤ゆかりさん。
この人には、“華”があります。
この人をイメージ・アップしてくれといわれれば、すぐにでもできますよ。 実際、うちの岐阜支社が、やってました。ここだけの話ですよ。個人情報 ですから。」
「ということは、、、?」
「そうです、そうなんですよ。
おたくの広津さんには、元となる、その“華”がないんですよ、、、。
申し訳ありませんが、、、。」

その男性は、肩を落として帰って行ったそうです。
しかし、さすが政治家の秘書。
その帰りに、別の広告代理店に向かったそうです。
その姿を、たまたま見かけた部下の報告を聞いた部長は、「どうせ、博報 堂あたりに駆け込んでるんだろう、今頃。アッハッハッ」とウケていた。

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広津素子先生の写真は、こちら。
『保利耕輔陣営の落胆』 2005年8月25日(木)
http://doughnuts.fc2web.com/column/2005/august/0825.html




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