コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『余人たちの絵』 2006年12月18日(月)

最初は、共産党が、ネガティブ・キャンペーンのために言ってるだけか と思ってましたが、とうとう、下にあるように、朝日新聞までが、記 事にするようになりました。
石原慎太郎・東京都知事の問題。

渦中の人物となった四男・石原延啓(のぶひろ)氏ですが、下の記事に、 こうあります。
>延啓氏は01年12月、文京区内に開館した1号館「TWS本郷」
>のステンドグラスの原画を制作した。別の画家らが描いた候補の中
>から今村参与が絵を選んだという。

こう聞くと、何の問題もないようです。こんなところに疑念を持つのは、 まさに、共産党のような心の卑しい人たちなのかもしれません。
でも、念のために、どのように選考されたのか、その場にいた人に話を 聞いてみました。

今村有策・都参与の第一秘書・吉村作造氏が、語ってくれました、、、。

都庁内、今村参与の部屋。
「今村参与、お持ちしました」
「うん、吉村君、ご苦労。そこのテーブルに並べてくれないか」

吉村秘書は、選考に残った5枚の作品を撮影した写真のコピーをテーブル に並べた。
今村参与は、テーブルのコピーを見て言った。
「う〜ん、どれも、見事だね。難しいなぁ〜、この中から選ぶのは。」
「参与。簡単に説明いたしましょうか?」
「いや、なんの予備知識もなく、自分の目で判断したいから、、、。
う〜ん、これは、斬新だねぇ〜。こっちは、宗教性があって、いいねぇ〜。
これは、21世紀の東京にふさわしいかなぁ〜。これは、若い人の作品かな? 
でも、力が感じられる。うん、なかなか、いいねぇ〜。
それから、う〜ん、まぁ、そんなとこかな、、、」

秘書は、今村参与が、コピーを評価しているのを、眺めていた。
しばらくすると、今村参与が言った。
「ところで、吉村くん。
この中に、延啓氏の作品があると聞いてるが、、、」
「延啓氏ですか、、、? さぁ〜、、、?」
「石原延啓だよ。都知事の四男の石原延啓氏だよ」
「あっ、石原さんですか。」

吉村秘書は、プロフィールの入った書類をめくりながら答えた。
「ああ、これですか。石原さんて、都知事の四男の石原ですか、、、。
あっ、これです、石原延啓氏のは、え〜と、参与が、最後にご覧になっ て、何のコメントもなかった。その作品です。」
「これかっ。う〜ん、やっぱりね。他の4つとは、どこか違うと思った よ、最初に見たときから。延啓くんも、腕を上げたなぁ〜。」
「参与は、延啓氏を、ご存知なんですか?」
「そうね。知り合いというか、昔から知ってるよ。
よし、これにしよう!」

今村参与は、石原延啓氏の作品を指差して言った。
吉村秘書は言った。
「あの〜、参与。」「なんだね?」
「参与が決定されたわけですが、選考委員会の方はどうしましょう?」
「選考委員会? そんなものを開いている時間は、ないだろう。
もうすぐ、開館記念式典があるんだから。それに間に合わせるには、 今日にも、決定しないと。
それに、選考委員長の私が、これに決めたんだから、他の委員も、こ れがいいと言うに決まってるじゃないか。」
「はぁ〜、そうですねぇ〜、、、。
あの〜、それから、、、?」「なんだね?」
「参与がご存知の方の作品を、お選びになったというのは、問題ない でしょうか?」
「何が問題なのかね? 私は、作品がいいから、これを選んだんだよ。
石原延啓氏の作品だから選んだんじゃないよ。だろ?」
「ええっ? ええ〜、、、。
それでは、私から、決まったことを、お伝えしましょう。」
「あっ、それは、私がやるからいいよ。
延啓くんにも、石原都知事にも、私から知らせとくよ。」
「石原都知事ですか!?」
「そりゃ〜、都知事の四男だから。父親に知らせるのは、当然だろ?」
「はぁ〜、、、。それでは、落選者の方には?」
「それは、吉村くん、キミの仕事だ」

このように決まったそうです。
海外出張のときのことも聞きたかったのですが、現在、吉村氏は、共産 党都議団から身を隠すために、都内を転々としていて、時間がありませ んでした、、、。


都知事四男の参画事業、予算伸び突出「余人に代え難い」
2006年12月13日08時02分

 東京都の石原慎太郎知事が「トップダウン」で始めた若手芸術家の 支援事業「トーキョーワンダーサイト」(TWS)に、知事の四男・ 延啓(のぶひろ)氏(40)が深くかかわり、批判を呼んでいる。 「身内は遠ざけるべきだ」との都議会・野党の指摘に、石原知事は 「余人に代え難い」と反論する。

都立美術館の予算・図
都立美術館の予算、決算の推移

 ●名刺を注文
 朝日新聞の請求で公開された公文書などによると、延啓氏は今年6 月と9月、TWS館長でもある今村有策・都参与(47)らとともに TWSのロゴ入り名刺を注文していた。肩書は、事業を企画する芸術 家を示す「キュレーティングアーティスト」(CA)だ。

 都は「海外での活動用の名刺。国内では使っていない」と説明する。 延啓氏は今村参与らと6月にフランス、9月に韓国に渡航した際に使 った。名刺の印刷代や旅費に公費は使われていない。

 ただ、延啓氏が都からCAに委嘱されたのは03年6月から04年 3月まで。今村参与は「私の判断で印刷させた。(公費渡航が発覚し てからは)誤解を生むので、名刺を使わないように指示した」と話す。

 ●参与に知人
 今村参与と延啓氏とは、TWSが立ち上がる以前から知り合いだっ た。石原知事も、今村参与が延啓氏の知人と知りつつ都参与に任命し たことを認めている。

 延啓氏は01年12月、文京区内に開館した1号館「TWS本郷」 のステンドグラスの原画を制作した。別の画家らが描いた候補の中か ら今村参与が絵を選んだという。03年3月には、今村参与が延啓氏 を、CAとは別の外部委員の職に推薦し、一緒に公費でドイツ、フラ ンスに渡航した。

 TWSの副館長を務めるのは今村参与の妻。石原知事の孫は、今村 参与の妻が開く私塾に通っているという。

 石原知事は今村参与と妻についても「余人に代え難い」と言い切る。 一方、TWSに出展した作家の関係者は「個展の打ち上げでも主役の 作家は隅っこで、スタッフは今村夫妻にばかり気を使う。誰のための 事業なのか」と話している。

 ●予算は4年で8倍
 TWSの予算は増え続け、06年度の当初予算では、施設改修費を 除いても3億7000万円。4年前の8倍になった。一方、他の都立 文化施設は、06年度予算では一部増えたところもあるが、全体的に は支出は減少傾向だ。

 渋谷区にオープンした「TWS青山」は、芸術家が滞在しながら作 品制作に打ち込むための施設。都の休眠施設を使ったため、石原知事 は「廃物利用の最たるもの」と言うが、家賃だけで年間9000万円。 TWSには、07年度も4億円余の予算が組まれる見込み。

 今月7、8日に開かれた都議会本会議では、共産党や民主党がTW Sを批判。石原知事は「必要とあらば身内をも使う」と応戦した。た だ、知事の海外出張で規定以上の宿泊費が支出された問題では「何が 悪い」と激しくヤジった自民党も、延啓氏の問題では一転、静かにな った。

 12日までに、TWSや延啓氏に関して都に寄せられた苦情や批判 は314件にのぼるという。
     ◇
 ■TWS館長「排除したら差別だ」

 TWSを統括する今村有策・都参与に聞いた。

――石原知事や延啓氏との接点は
 「延啓氏とは8年ぐらい前、美術関係の会合で知り合った。知事と は参与になる半年前の01年6月ごろ、都庁に呼ばれたのが最初。延 啓氏も同席していたように記憶している」「知事には若手芸術家の育 成策について意見を求められた。当時、八王子市などで人材育成の提 言をしていたのが目にとまったのだと思う」

――ステンドグラスに延啓氏の絵を選んだ理由は
 「延啓氏の絵は宗教性が薄く、いいと思った。報酬は払っていない」

――「私物化」との批判をどう思うか
 「延啓氏の旅費は支出すべきでなかった。外から見たら『知事の四 男がうろうろしている』と見られるのかもしれないが、若手芸術家に 慕われる兄貴分的な存在。彼がどんなに役に立っているか理解しても らいたい」

――今後の対応は
 「知事の四男だからと排除するのは差別だ。都民が納得するよう、 より透明性の高い組織や手続きに改めていきたい」
     ◇
 〈キーワード:トーキョーワンダーサイト(TWS)〉 若手芸術 家に作品発表の場を与えるなどの支援をする東京都の事業。01年1 2月に開館したミニ美術館「TWS本郷」では若手作家の作品を展示 し、05年7月開館の2号館「TWS渋谷」では作品の販売も。今年 11月に開館した「TWS青山」はアトリエを併設した宿泊施設。石 原知事は「日本で初めての複合的な芸術戦略で、海外で高い評価を受 けている」と説明する。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)



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