コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『安倍さんに献金したいんですが』 2006年1月12日(木)

2006年がはじまったので、私も何か、新しいことを始めようと思い、 「政治コンサルタント」の看板を掲げました。
すると、すぐに、カモが、、、いや失礼、お客さんがやってきました。

中小企業の社長さんということでしたが、ロレックスの腕時計に、 金のブレスレット、金のネックレスと、その趣味の悪さは、バブル時 代の建設業の社長さん並み、、、と言っては怒られますが(?)、似 たような感じでした。

相談というのは、「自民党の安倍さんに献金したい」とのこと。
安倍晋三官房長官のことでした。
あまりかかわりたくない感じの人だったので、「それでしたら簡単で すよ。」と自民党の代表電話を教えて、帰ってもらいました。
「えっ、手数料? そんな、こんな簡単なこと、もちろん無料で結構 です」と言って。

しかし、次の日、その社長さんが、また尋ねて来ました。
「どうされました?」
「ダメだったよ、自民党に電話したんだけどさぁ〜、、、」
「どうしてです?」
「いやね、自民党本部に電話して、安倍官房長官に献金したいんだけ どって言ったら、“間に合ってます”って、言われた。」
「そうですか、、、」

その社長さんがいうには、、、。
安倍官房長官には、ちゃんとした後援会がいくつもあって、全国の個人 ・企業・団体から、十分な献金が集まってるそうです。

なにしろ「ポスト小泉」の最有力候補ということなので、次期総理に、 少しでも自分たちに関心を持ってもらいたいという人たちから、山の ように献金が届いているとのこと。
いまさら、少々の額の献金をしたからといって、安倍さんと握手する 写真も撮ってはもらえないそうです。

「そうでしたか、、、それで?」と私が聞くと、社長は、続けました。
「自民党の人からは、“山本一太はどうでしょう?”っていわれた」
「山本一太?」
「う〜ん、参院議員なんだけど、四十、七か八歳くらいで、、、」
「若いですねぇ〜」
「だろう!? そんな若造に献金しても、メリットがあるのかと聞いた ら、自民党の人は、いまから安倍さんに献金して恩を売るような額とい ったら、何億も必要ですが、そのくらいの献金ができますか、と。」
「何億も?」
「うん。そりゃ〜、無理だよって言ったら、“いまなら、山本一太は、 総理の候補にも上ってませんから、小口の献金でも、喜んで受け取り ますよ”って言うんだ」
「なるほど、、、。
次期総理の有力候補になってからじゃ、遅いというわけですね。
そうなってから、献金しようと思ったら、かなりの金額が必要になる。 でも、無名のころなら、小額の献金でも喜んで受け取ると。」
「そうだけど。
山本一太は、無名じゃないって言ってたよ、自民党の人は。
テレビにも出てるし、割と有名で、将来の総理候補だとか。」
「へぇ〜、、、」
「でも、派閥をつくるとか、譲り受けて、派閥のボスとなって、総理 を目指すというタイプじゃないので、ちょうど、今の小泉総理のよう に、国民の支持を得て総理になりたいタイプだとか。
だから、ポスト小泉には、安倍官房長官をと推してるそうだよ」

「ふ〜ん、そうですか。
それで、どうします? 山本一太に献金しますか?」
「どうしたらいい?
その自民党の人に聞いてみたんだよ、、、 山本一太は、総理になれそうですかって。」
「そしたら、、、?」
「“それはわかりません”って。」
「でしょうねぇ〜。」
「どうしたらいいんだよ?!」
「それは、私にもわかりませんよ」

社長は、「何の役にも立たない」とプンプン怒って帰って行った。


宮沢元首相、ポスト小泉「安倍氏と考えている人多い」

 宮沢喜一元首相は22日のNHK番組の収録で、ポスト小泉に関して 「安倍晋三官房長官と考えている人が多いのではないか。自民党がバ ラバラにならないよう束ねていくことが大事だ」と語った。小泉純一 郎首相による一連の改革については「1内閣も2内閣も入り用の問題が トントントンと決まる。政策的にこんなにスパスパやったことはなく、 多少投げやりだ」と指摘した。
2005年12/22 日本経済新聞
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自民に「部会の常識壊す会」、脱「官依存」目指す

 自民党政務調査会の部会長6人が、部会改革を目指して「部会の常 識を壊す会」を発足させる。

 省庁に対応して置かれる部会は、省庁との結びつきが強いため、 「省益の代弁者」「族議員の温床」と批判されることも多い。これを 官僚依存から、政治主導の組織に改革するのが狙いだ。

 自民党は、政府提出法案を事前に審査し、段階的な手続きを経て了 承しており、部会が最初に審査に当たる。「壊す会」では、部会の縦 割りをなくし、省庁の垣根を超えた審査方法の導入などを検討する。

 メンバーは次の通り(かっこ内は部会名)

 ▽新藤義孝(国防)▽山本一太(外交)▽江崎洋一郎(財務金融) ▽松野博一(文部科学)▽大村秀章(厚生労働)▽松島みどり(経済 産業)
(2005年12月21日3時3分 読売新聞)
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「ポスト小泉」、安倍氏が43%でトップ・本社世論調査

 日本経済新聞社の世論調査で、来年9月に自民党総裁任期を迎える 小泉純一郎首相の「次の首相」にふさわしいのは誰かを聞いたところ、 安倍晋三官房長官が 43%と圧倒的な1位を維持した。他の「ポスト小 泉」候補への支持が低迷するなか安倍氏は前回調査より2ポイント上 昇した。望ましい政権の枠組みについては、自民、公明両党の連立政 権と自民、民主の「大連立」に期待する声が拮抗(きっこう)する結 果となった。

 安倍氏への支持は6月調査の34%から、内閣改造直後の前回11月調 査で41%に上昇。内閣の要で、スポークスマン役でもある官房長官職 を無難に務めていることが高い人気の理由とみられる。安倍氏は26日、 日本経済新聞に「光栄なことだが、おごることなくさらにしっかりと 実績を積んでいきたい」と語った。

 男女ともに43%が安倍氏を支持し、20歳代から70歳以上までの全年 代でトップ。職業別でも全区分で首位だった。支持政党別では、自民 支持層の55%、公明支持層の45%の支持を獲得。民主党支持層からも 36%の支持を集めた。2005年12/26
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