コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『タイタニックが沈むとき、、、』 2006年1月30日(月)

この話は、私は、テレビで誰かタレントが言ってたのを聞きましたが、 その人は、「タイタニックが沈むとき」と言ってましたが、元々は、 「ある船が沈むとき」くらいだったのでしょう。

こういう話です。
タイタニックが沈むとき、救命ボートが足りず、乗客全員を助けるこ とはできないことが判明、誰かを船に残さなければならなくなりまし た。男性に残ってもらうことにしました。
そこで、男性に向かって、「あなたは、船に残ってください」と言わ なければなりません。
乗客としてみたら、船が沈むというのに、救命ボートに乗れない、船 に残ってくれといわれるのは、「死の宣告」をされるようなものでし ょう。暴れ出すかもしれません。

そこで、乗務員は、その人にあったような説得を考えました。
まず、イギリス人には、「紳士は、船に残ります」と言って、残って くれるよう説得した。
アメリカ人には、「船に残ったら、あたなはヒーローになれる」とい って説得。
ドイツ人には、「規則ですから、男性は残ってください」と言った。

では、日本人には、、、?
「みんな、そうしますから」と言ったんだそうです。

それで、日本人男性は、他の人がみんなそうするなら自分も、と船に 残ったという話。

もちろん、作り話でしょうけど、よくできてますよねぇ〜。
われわれ日本人の特性をよくあらわしてますよ!

まぁ、私自身を考えてもそうですが、われわれ日本人は、他人と違う こと、目立つことを嫌うように思います。
こういうと、アメリカ人とか、どこか他の国の人のように、人と違う ことをやって、目立つことがいいのか、という話になりますが、さて、 どうなのでしょう、、、。

去年の夏にアメリカの、ハリケーン・カトリーナを思い出し てください。大変な被害をもたらしましたが、中には、“人災”もあ りました。
商店、スーパーなどが、住民の略奪の被害にあったのです。
ニュースでは、住民が略奪してお店から出てきたところに、警官と出くわし て、銃で撃たれている映像もやってましたよ。

ところが、われわれ日本人は、阪神淡路大震災のときも、去年の新潟 の地震のときも、住民が略奪行為を行なったというニュースはありま せんでした。

近々に日本のどこかで災害があっても、略奪行為は起こらないと信じ ますし、石原慎太郎・東京都知事が心配するように、東京に大地震が 起こったら、“不良外国人”が混乱に紛れて、大騒乱を起こすという こともないでしょう。

まぁ、タイタニックに乗っていれば、「紳士だから」と言われるか、 「ヒーローになれる」と言われるか、「みんなするから」と言われる かの違いはあっても、残された人は船とともに沈むことは間違いない のですから、何といわれるかは、それほど問題ではないのかもしれま せん。(?)




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