コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『刑務所が襲われる?(パレスチナ)』 2006年3月15日(水)

これは、今日の朝、飛び込んできたニュースです。
イスラエルの軍隊が、刑務所を襲撃しました。
「刑務所を襲撃」などというと、たいていは、武装したゲリラとか、 悪人のすることですが、ちゃんとした軍隊が行ったこと。

イスラエルは、パレスチナ政府に自治を認めてますが、そのパレスチナ 政府が、イスラエルの閣僚の殺害に関わった容疑で収容している人を釈 放しようとしているということで、そんなことをされては大変!とイス ラエルが自ら捕まえて、裁判をし、処刑しようと、、、。
そのために、刑務所を襲って、その人を捕まえたようです。
戦車や武装ヘリを使って!

私は、このニュースを知り驚いて、すぐに、日本の反応を調べました。
まず一番気になるのは、現地の様子でしょう。
ということで、イスラエル大使館に電話です。

「あの〜、もしもし、聞こえますか?
そちらの様子は、どうでしょう?」
「ええ、いつもの通り業務を行っておりますが」
「いやいや、今朝のイスラエル軍の刑務所襲撃の事件で、パレスチナの 人が、外国人を拉致してるとか、、、?」
「あっ、その件ですか。すぐに、日本人の所在を確認しました。
全員無事です。日本人に犠牲者はいません」
「それで、その他の対応は、、、?」
「その他と申しますと?」
「だから、パレスチナという自治を認めた領域に侵入して、刑務所を襲 撃し、そこから収容されてた人を連れ出したんですよ。大問題じゃない ですか? それに対する、日本としての対応ですよ」
「今のところ、本国からは、何も指令はありませんが、、、」

私は、すぐに、その“本国”、日本の外務省に連絡しました。
「イスラエル軍がパレスチナの刑務所を襲撃したことで、お聞きしたい んですが」
「はい、どのようなことでしょう?」
「日本政府として、それについての対応は?」
「え〜と、すぐに日本人の所在を確かめて、安全を確認させたいと思 いますが」
「ああ、それは、もう、やってましたよ」
「はぁ〜ん、そうですか。早いなぁ〜、、、」
「それで、他には?」
「他と申しますと?」
「だから、イスラエル軍の行為に対して、何かコメントは?」
「さぁ〜、どうでしょう、、、?
イスラエルの気持ちもわかりますし、、、。パレスチナにしたら、国 際法違反の非道な行為となるでしょうし、、、。」

「それで、日本は、どっちにつくんですか?」
「いや、それは、まだ、決めてないですが、、、」
「決めるのは、誰ですか?」「もちろん、外務大臣です。」
「麻生太郎外相ですね」「そうです」
「麻生外相は、今、国会ですか?」「いえ、国会は午後です」
「では、麻生大臣は、今何を?」
「麻生大臣は、今、ゴールデンウィーク中の訪米の準備をしています」
「訪米の準備ですか、、、?」
「ええ。アメリカでカッコイイところを見せて、ポスト小泉の最有力 候補に躍り出るぞ!と今朝から、上機嫌で、地図とか見てますよ」

外交の要:外務省がこれでは話にならないだろうと、野党の動きを調べ ました。すこしは、まともなことをしてるのではないかと、、、。

「はい、民主党本部です」
「あの〜、今朝のイスラエル軍の刑務所襲撃について、お聞きしたいん ですが、、、」
「えっ、そんなことがあったんですか!?」
「知らないんですか?」
「ええ、このところ、国内問題で手一杯でして、、、」
「そうですか。でも、重大な事件が海外で起こってるんですよ」
「そうですか、、、」
「“そうですか”って、それじゃ、民主党の上の人たちは、今、何をし てるんですか!?」
「え〜と、ですねぇ〜、スケジュールによりますと、、、。
あっ、この時間は、“起き上がり小法師(こぼし)は、なぜ起きなかっ たか検証委員会”ですね」
「起き上がり小法師? なんですか、それ?」
「昨日、渡部国対委員長が、民主党で配った、まぁ、ダルマみたいなも のですが、、、」
「その検証ですか?」
「はい、その中の、前原代表に渡したものが、プッ、これが、起きなか ったんですよ、クッ、、、。」
「そんなに、おかしいんですか?」
「だって、笑えるでしょう?」
「さぁ〜、、、。でも、検証委員会って、大げさじゃないですか?」
「いや、今、前原代表は、すべて、検証してからでないと、行動しません」
「すべて検証?」
「ええ。あのメール事件のトラウマだといわれてます。」
「ふ〜ん、、、」
「そのうち、党代表を辞めたらいいのかどうかも考える検証委員会ができ るだろうとうわさされてますよ。プッ」

野党第一党は、それどころじゃないようなので、社民党。
「はい、“憲法改悪を絶対許さないぞぉ〜”とがんばってる社民党です」
「あっ、それは、まぁ、がんばってください。
あの〜、それで、今朝方のイスラエル軍の刑務所襲撃のことですが」
「はい、社民党は、すぐにイスラエル軍の無法な暴挙を非難する声明を出 しました」
「そうですか、、、。でも、それは、パレスチナの言い分を全部認めてる わけですよねぇ?」
「はい、社民党は、弱者の味方ですから」
「まぁ、“弱者”といっても、閣僚の殺害に関わった人間の身柄を寄越せ と言ってるんだから、一理あるようにも思いますけど、、、。
それで、他には何か?」
「はっ? 他にはと申しますと?」
「ただ声明を出すだけじゃなく、何か、具体的な行動は?」
「え〜と、それは、、、政党としてはやってませんが、、、。
あっ、NGOの大西健丞氏を、すぐに、現地に派遣します」
「それは、社民党とは、関係ないんでしょ?」
「ええ、直接関係はないですけど、、、」

役所も政党も、まぁ、自らの責任・仕事を果たしているといえば、そういえ るかもしれません、、、。(?)


「イスラエル軍が刑務所突入、PFLP議長らの身柄要求」
イスラエル軍
パレスチナ自治区にある刑務所に向けて攻撃態勢を取るイスラエル軍 戦車=ロイター

 【エルサレム=三井美奈】イスラエル軍は14日、ヨルダン川西岸 のパレスチナ自治区エリコにある刑務所に突入し、2001年のゼエ ビ・イスラエル観光相暗殺の責任者とされるパレスチナ解放人民戦線 (PFLP)のサアダト議長らの身柄引き渡しを要求した。

 突入時、パレスチナ警備隊と銃撃戦となり、看守と服役囚の2人が 死亡、数十人が負傷した。イスラエルは昨年、エリコから軍を撤退し て治安権限をパレスチナ側に移譲しており、合意に反する進攻への反 発が高まるのは必至だ。

 同刑務所の服役囚は約200人。同日午後(日本時間同日夜)まで に100人以上が投降したが、サアダト議長らは抵抗を続けている。

 イスラエル放送によると、国軍はブルドーザーで刑務所の壁を壊し た上、ヘリコプターからミサイルで攻撃を加えた。

 刑務所襲撃に反発し、ガザ地区ではPFLP系の武装組織が、英政 府の文化施設などを襲撃。AP通信などによると、民間活動団体(N GO)「国境なき医師団」の仏人や米、豪の教師、韓国人記者らが拉 致された。

 アッバス自治政府議長は最近、サアダト議長釈放の可能性を示唆し ており、国軍は先手を打って身柄確保に動いたものと見られる。同刑 務所は英米などが監視にあたっていたが、突入前に退去していた。
(2006年3月15日1時40分 読売新聞)
----------------------------------------------------------------
「イスラエル軍が刑務所急襲、PFLP議長ら拘束」
イスラエル軍
目隠し姿でエリコの刑務所から連行される、サアダトPFLP議長と みられる人物(右)=AP

 【エルサレム=三井美奈】イスラエル軍は14日夜(日本時間15 日未明)、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区エリコにある刑務所を 軍用ヘリなどで急襲し、所内に突入、2001年のイスラエル観光相 殺害事件に関与したとされるパレスチナ解放人民戦線(PFLP)サ アダト議長を含む約180人の収容者を拘束した。

 同軍高官は同夜、同議長を「イスラエルで裁判にかける」と表明し た。

 一方、パレスチナ側は急襲に猛反発し、ガザ地区では同日、PFL Pの武装勢力が英国の文化施設に押し入ったほか、フランス人や韓国 人ら約10人の外国人が拉致された。

 サアダト議長は観光相殺害容疑で02年、パレスチナ自治政府に逮 捕された。ただ、司法手続きは進まず、イスラエルは身柄引き渡しを 要求。米英両国が調停に入り、刑務所の監視を担当していた。だが、 米英は14日朝、「自治政府の刑務所運営がずさんなため、これ以上、 監視は続けられない」として退去していた。突入作戦はその直後に実 施された。

 イスラエルでは今月28日の総選挙を巡り右派が伸長しており、オ ルメルト首相代理が対パレスチナ強硬姿勢を示したとの見方もある。
(2006年3月15日10時30分 読売新聞)
----------------------------------------------------------------
「麻生外相:GW期間中に訪米へ 総裁選向けアピールの旅に」

 麻生太郎外相は15日、ゴールデンウイーク期間中に米サンフラン シスコ、ワシントン、ベルギーを訪問する意向を固めた。サンフラン シスコでは、麻生氏の祖父・吉田茂元首相が51年9月に講和条約に 調印した「オペラハウス」など、ゆかりの地を訪れる予定で、自民党 総裁選に向けたアピールを強く意識した訪米になりそうだ。

 4月29日に出発し、まずサンフランシスコに立ち寄る。ワシント ンではライス米国務長官らとの会談を行う方向で調整している。6月 下旬に予定される小泉純一郎首相の公式訪米に向けた地ならしの意味 もある。
毎日新聞 2006年3月15日
----------------------------------------------------------------
「七転び八起きのはずが…前原代表の小法師、転んだまま」

 民主党の渡部恒三国会対策委員長は14日、地元の民芸品である 「起き上がり小法師(こぼし)」を幹部に配り、奮起を促したが、前 原代表の分だけが転んだままになる“珍事”が起きた。

 渡部氏は同日朝の役員会で、「みなさんに差し上げたいものがある。 雪の深い会津の冬でも春の来ない冬はない。七転び八起きだ」と切り 出し、福島県会津若松市の民芸品である小法師を出席者に配った。

 鳩山幹事長らは机の上で転がし、起き上がってくる小法師に歓声を 上げたが、前原氏が転がすと、小法師は倒れたままに。前原氏は「あ っ、起きあがらない」と引きつった笑いを浮かべた後、自分の小法師 を手に取ってじっと見つめた。

 幹部の1人は、「不良品が当たるのも、運のなさの現れだ」と偽メ ール問題などで逆風の真っただ中の前原氏に同情しきりだった。
(2006年3月14日19時23分 読売新聞)



line


掲示板へ

次のページ

前のページ

3月のメニュー

コラム・メニュー

home




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送