コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『小沢戦略に異議あり!』 2006年11月16日(木)

教育基本法の改正案が、ついに、衆院本会議を通過しました。
下の記事にあるように、前の日の委員会での採決が、与党だけで行われ たことに抗議して、野党4党は、本会議を欠席。
委員会に続き、本会議でも、与党だけの採決となったようです。

この様子を、国会内の民主党控え室で、テレビ中継で見ていた小沢・民 主党代表と側近たちですが、その中にいた一人、参院議の森ゆうこ議員 が口を開いた。

「小沢先生、この戦略、ほんとにいいんでしょうか、、、?」
「うん? 何がだね?」
「昨日に引き続き、今日も、与党だけの採決ですが、、、」
「仕方ないだろう、数では圧倒的に負けてるんだから。
それでも、反対しましたというアピールを、国民の目に見せておかない とならんからな。」

森議員は、食い下がった。
「ええ、先生。それは、わかるんですが、、、。
でも、単独採決じゃあ、何か、迫力がないのでは、、、?」
「迫力?」
「そうですよ、迫力です!
あの、委員長のところに、ワ〜!と詰め寄っていく迫力ですよ。
それを、与党議員が、必死に止めて、大混乱の中で、“起立多数”とい う委員長の声が、怒声に混じって聞こえるという、あの迫力ですよ。」

小沢代表は目を閉じて、聞いていたが、パッと目を開くと言った。
「あの、参院の健康保険の厚生労働委員会のときのようにかね?
キミが、大仁田厚議員と大乱闘をやらかした、、、」
「いえ、先生。あれは、イラク特措法のときですわ。
それに、大乱闘だなんて、、、。
ちょっと、かわいがってやっただけですよ。」

小沢代表は、笑って言った。
「ふ〜ん、こんな欠席戦術じゃあ、甘っちょろいかね?」
「甘っちょろいというか、、、。でも、何か、物足りないですわ。
いかにも抵抗してるぞぉ〜!という様子を、国民にわかってもらうには、 やっぱり、大乱闘ですわ、代表。」
「そうか、考えておこう。」

小沢代表が、そういうと、森ゆうこ議員は、立ち上がって言った。
「そうですか、代表! それでは、すぐ、委員の差し替えとか、準備を 始めます」と言って、控え室を出て行った。

控え室に残っていた側近の一人が言った。
「小沢代表、よろしんですか、、、?
なんか、森議員、相当、暴れそうですけど、、、?」
「いやぁ〜、まず、審議が先にあるから。
その様子を見て、必要なら、採決のときに、力を発揮してもらおう。」
「彼女、あの、張り切りようじゃ、審議の途中で、もう、暴れるんじゃ ないですかねぇ〜、、、?」
「まっ、そうなったら、なったで、いいじゃないか」

参議院の教育基本法の審議は、一筋縄では、いかないかもしれません よ、、、。


「教育基本法改正案、衆院で可決 野党は採決を欠席」
2006年11月16日13時35分

 安倍政権が今臨時国会の最重要法案と位置づける教育基本法改正案 は16日午後の衆院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決し た。同日中に参院へ送られる。民主、共産、社民、国民新の野党4党 は15日の衆院教育基本法特別委員会で与党が単独で採決したことに 抗議して16日の本会議を欠席した。一部の参考人質疑を除いてすべ ての国会審議を拒否しており、与野党が正面から激突したまま舞台は 参院に移る。

教育基本法改正案 参院
チャート
教育基本法改正案 参院の審議は…

衆院本会議
教育基本法改正案が、野党欠席のまま与党の賛成多数で可決された
衆院本会議=16日午後、国会内で 

 国会の会期は12月15日までで、与党は会期延長も視野に入れて いる。ただ、年末の予算編成を控えて実質的には大幅延長は困難な情 勢で、厳しい国会運営を強いられるのは間違いない。

 民主党の高木義明国対委員長ら野党4党の国会対策責任者は16日 午前、自民党の二階俊博国対委員長ら与党国対委員長と国会内で会談。 高木氏は前日の衆院特別委で与党が単独採決に踏み切ったことについ て「巨大与党の数の暴挙だ。教育タウンミーティングの『やらせ』の 上に築かれた欠陥基本法で審議も不十分だ」と抗議、16日の衆院本 会議開催を取りやめて審議を特別委に差し戻すことを求めた。

 これに対して、二階氏は「そろそろ採決するのは当然だ」と述べ、 要求には応じられないとの姿勢を示した。 河野氏は高木氏ら野党4 党の国対責任者を国会内の議長室に招き、衆院本会議への出席を促し たが、高木氏らは応じなかった。

 野党は16日午前、国民投票法案を審議している衆院憲法調査特別 委員会の小委員会と、いじめ問題を審議している衆院青少年問題特別 委員会の2委員会だけ出席、参考人質疑を行った。だが、その他の衆 参の各委員会では野党が審議を拒否。与党は、教育基本法改正案が衆 院本会議で可決された後、防衛庁の省昇格法案を審議する衆院安全保 障委員会など各委員会を単独で開く構えだ。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)



line


掲示板へ

次のページ

前のページ

11月のメニュー

コラム・メニュー

home




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送