コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『反日的分子・高遠菜穂子から変節分子・柏村武昭参院議員への挑戦状』 2005年10月17日(月)

10/14(金)、衆議院から回された郵政民営化法案が、参議院本会議 で採決されました。
前回は、ここで否決されたために、衆議院が解散され、総選挙となる 大騒動を引き起こしましたが、今回は、そんな緊張感もなく、淡々と 採決が行われ、事前の予想通り、可決されました。

その採決の行われる参議院本会議場へ向かう 柏村武昭議員に、一人の女性が、話しかけました。
高遠菜穂子です。
以前イラクで悪い人たちの人質になり、犯人が、「日本の自衛隊をす ぐにイラクから撤退させろ。さもないと人質を殺す」と要求し、 大騒ぎとなった事件。
あの日本人人質事件の被害者3人組の一人です。

高遠菜穂子が、柏村議員を呼び止めた。
「柏村議員。どうも、高遠です」
「ああ、どうも。」といって、握手の手を差し出したが、相手が誰か、 まだわかってないようだった。
「私を、ご存知ですか、議員?」
「う〜ん、いや、すみません。ど忘れかな?」
「高遠菜穂子です」
「高遠さん、、、? 失礼だが、どちらの高遠さんでしたかな?」
「北海道の高遠です」
「う〜ん、、」と首をかしげる柏村議員。

無理もないでしょう、柏村議員が見た高遠菜穂子は、イラク人に捕ま り、ボロボロの服を着て、疲れきっている映像だったのですが、今の 高遠さんは、普通の日本人女性に見えたのです。
「イラクの高遠です」
「えっ? イラク人の方ですか、、、?」
「いえ、議員が、こう発言した、、、
"自衛隊イラク派遣に公然と反対していた人もいるらしい。仮にそう
なら、そんな反政府、反日的分子のために血税を用いるのは強烈な不
快感を持たざるを得ない"
このときの反日分子の高遠ですよ」
「ああ、あの、、、その節は、どうも、、、? えっ? 何かご用で しょうか、、、?」

「別に、用ということはありませんが、お元気かなぁ〜と思いまして」
「ああ、どうも。高遠さんは?」
「ええ、私は、相変わらずです。 今は、イラクの隣の国で、援助活動を手伝わせてもらってます」
「ああ、イラクの隣ね、イランですね」「いや、逆です」
「ああ、クウェートね」「いえ、議員。シリアです」
「ああ、なるほど。それは、よかった、、、。で、今日は?」

「あの〜、議員。私はですねぇ〜、、、。
私は、ずっと、イラクの子供たちは、貧しい人たちのために活動をして きました。
“自衛隊イラク派遣に公然と反対”と言っても、日本は、自由の国で しょ? 隠れてコソコソと、小さい声で、“ハンタイ”と叫んでも、 意味はないでしょう?」
「ええ、まぁ〜、、、」
「日本の自衛隊をイラクに派遣しても、イラク国民のためにならない し、日本の国益にも反する。私は、そう考えたから反対したんです」
「うん、それは、わかりますよ。でも、国会で決めたことですから」

「そう、国会で議決したんですよねぇ〜。それで、自衛隊が派遣された。
おかげで、われわれ日本人NGOがイラクで働くのが、えらく不便になり ましたよ。危険を伴うようになりました。武装勢力が戦ってるアメリカ の同盟国の人間と思われるようになったんですから」
「まぁ、それはねぇ〜、、、その〜、、、」
「それで、私たち反日分子3人が人質になってるときに、議員は、国会 で、“強烈な不快感を持たざるを得ない”と発言してた」
「いやいや、私の発言は、あなた方が解放された後のことですよ。調べ てください」
「まぁ、それはいいんですけど。
議員は、国が決めたことだから、従うのが、国民の義務だとおっしゃっ てましたよねぇ」
「ええ、当然のことでしょう。常識ですよ」
「そうですか、、、。
それじゃ、8月にご自分の参議院が決めたことですから、あなたも従う べきなんじゃないですか?」「えっ?」
「私は、あなたがた国会議員が決めたことで、イラクで死にかけたんで すよ。それでも、私は、いまでも続けてますよ。信念ですから」
「はぁ〜、、、。それで?」
「国会議員でしょ?」「ええ」
「その責任は、重いんじゃないですか? あなたの1票で、国の進路が 決まるんですよ」「ええ」
「だったら、なんで、コロコロと態度を変えられるんですか?」
「いや、だから、国民の民意を考えて、、、。
参議院志帥会のみんなと話し合った結果ですよ」

「そう、その参議院志帥会ですけど。
柏村議員は、8月の反対投票のときは、一人で決めた。でしょ?」
「ん? そうでしたかねぇ〜?」
「ウェブ・サイトに、誰かと相談したとは書いてないですよ。
それに、ボスの亀井静香氏にも、“一国一城の主なのだから自分で信 念を持って判断してほしい”といわれたんでしょう?」
「う〜ん、そうでした、そうでした」
「反対するときは、一人で決めたのに、賛成に態度を変えるときには、 参議院志帥会の人と話し合ったから、というんですか?」
「でも、事実ですから、、、」
「賛成したときは、これで小泉政権を倒して、ヒーローになれると思 ったから、一人で決めたといってたけど、造反組みが選挙に負け て、小泉政権が続くことになったから、責任を軽くしようと、みんな で決めたとかいってるんじゃないですか?」
「いや、そんなことは、、、」
このとき、本会議の開始を告げるベルが鳴った。
「あっ、行かなきゃ。あの発言は、議事録から削除されましたし。」

柏村議員は、本会議場へ姿を消した。


2005.08.01
「8月5日は議会制民主主義を守る勢力にとっての天王山」
http://www.kashimura-takeaki.jp/hitokoto/h050801/
そんな訳でいよいよ8月5日がやって来ます。郵政民営化をシンボル に小泉さんの「解散するぞ」という錦の御旗が勝つのか、議会制民主 主義を守るという勢力が勝つのか…正に天王山、関ヶ原の戦いになっ てきていると私は思っています。

2005.08.12
「間違っていることは間違っていると言わせて貰いました」
http://www.kashimura-takeaki.jp/hitokoto/h050815/
私は小泉総理に間違っていることは間違っていると堂々と言ったこと は私の誇り、信念だと思っています。そして私は所属は自民党でも心 はあくまで広島県民党です。このことは皆様にも今回の行動で良く解 っていただけたと思いますし、広島県民を代表してこの国会で恥ずか しくない仕事をしたと思っています。

2005.08.22
「小泉さんの手法をあの大岡越前はどう思うでしょうか」
http://www.kashimura-takeaki.jp/hitokoto/h050822/
亀井静香先生は政策集団志帥会の会長としてこれまで郵政に反対せよ とか賛成しろなどとは一切言わず、君たちはそれぞれ何万、何十万と いう票をもっている一国一城の主なのだから自分で信念を持って判断 してほしい、と会合の度に口を酸っぱくして言ってこられました。

2005.09.19
「何故ここにきて賛成に転じたのかを説明させて貰います」
http://www.kashimura-takeaki.jp/hitokoto/h050919/
私達反対票を投じた参議院志帥会の11名は急遽会合を持ち意見交換 をしました。その会合で選挙の結果は国民のほとんどが郵政民営化ゴ ー・ゴーの大合唱だからここはひとまず高度な政治判断が必要だとい う考えで一致したというわけです。



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