コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『英霊を捕まえろ!』 2006年4月24日(月)

これは、201×年のお話しです。

「小泉構造改革を継承します」「安倍改革を継承します」と、小さな政 府を目指す自民党政権が続きましたが、そのおかげで、2010年代初頭の プライマリーバランスの回復という、小泉総理の掲げていた目標は、達 することができました。

しかし、それには、副産物もあったのです。
なんとか、経済成長はしているものの、地方はダメ。
国民の格差は拡大。
つまり、今いわれている、小泉構造改革の問題点が、解決するどころ か、大きくなった格好です。

そこで、ついに政権交代! 民主党政権の誕生です!
どんなに待ったことでしょう!
民主党政権は、次々と、新しい改革を打ち出します。

その際たるものは、小泉総理が、何も手をつけず、中国・韓国との関係 を悪化させてしまった「靖国問題」の解決です。
民主党政権は、新しい国立の追悼施設を建設しました。

「そんなもの建設して、誰が参拝するのか?!
靖国神社に代わるものはない!」
と反対していた保守派は、今と同じくいましたが、いざ、建設してみる と、これが、大盛況。(?)
たくさんの人が、参拝しました。

天皇陛下も参拝しました。
民主党代表の首相も参拝です。
もちろん、閣僚も参拝。
多くの国会議員も参拝、一部の保守派議員を除いて。

遺族会は、、、?
これが、遺族会も参拝するようになったのです。
これには、天皇陛下のお言葉が大きかったのでしょう。
「こちらで、私と一緒に、戦死者のために祈りましょう」
なにより、戦没者を直接知る人が少なくなり、国会議員同様、遺族会も 2世3世の時代になっているので、天皇陛下と一緒に祈れるのなら、別に 靖国神社である必要もないのです。

そこで、あわてたのが、靖国神社です。
宮司が集まり、連日会議です、、、。

「だから、民主党政権が、最初に“分祀”していただけないかといって きたときに、分祀しとけばよかったんだよ、、、」
「宮司のくせに、神道を知らんのか!?
分祀なんか、できるか?!」
「ふん、そんなこといって、間違って、生きてる人を、合祀してたこと もあったのに、、、」
「なにぃ〜!?」

「まあまあ、お二人。落ち着いて。
新国立追悼施設ができて以来、靖国神社への参拝が減ってるんですよ。 これを、どうするか、深刻な問題です。もっと、まじめに議論に参加 してください。」

と、そのときです、誰かが、会議室に飛び込んできました。
「何ですか!? 会議中ですよ」
「すっ、すみません。ですが、宮司。大変です」
「どうしました?」
「英霊が、、、」
「英霊が、どうしたのです?」
「英霊が逃げ出してます!」

どうやら、ひっそりと静まり返り、誰も参拝に来てくれない靖国神社で は、祀られていても、おもしろくない。
そう考えた英霊たちが、次々と、新国立追悼施設の方へ、引っ越そうと しているのでした。

「何、英霊が?!」
「そうです、英霊が、次々と、、、」
「英霊を捕まえろ!」
宮司は、大声で叫んだ。


国会議員96人が靖国参拝 古賀誠氏「心の中で分祀」
2006年04月21日11時50分

 超党派の衆参両院議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会 議員の会」の96人が21日朝、春季例大祭中の同神社を参拝した。 日本遺族会会長でもある古賀誠元自民党幹事長は参拝後の記者会見で、 中韓両国のA級戦犯合祀(ごうし)に対する批判について「私は常に お参りする時は心の中で分祀している。お参りする一人ひとりの心の 中の問題だ」と述べ、政治問題化すべきではないとの考えを示した。
靖国神社
靖国神社を参拝した古賀誠・日本遺族会会長(左)ら国会議員=21 日午前8時10分、東京都千代田区で

 参拝には古賀氏のほか尾辻秀久前厚労相や平沼赳夫元経産相ら自民、 民主、国民新党などの議員が参加。現職閣僚はいなかったが、山谷え り子(内閣府)、竹下亘(環境省)各氏ら6人の政務官が参拝した。

 古賀氏は記者会見で、新たな国立追悼施設の建設を求める声がある ことについては「認めるわけにはいかない。靖国神社こそ唯一の追悼 施設だ」と批判。小泉首相や後継首相の参拝に関しては「総理の心の 問題として、冷静な気持ちで見守っていくことが大事だ」と語った。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)



line


掲示板へ

次のページ

前のページ

3月のメニュー

コラム・メニュー

home




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送