コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『麻生を呼べ!』 2006年2月1日(水)

1/29(日)、全国的に穏やかな天候の日曜日となっていたはずでした が、ここ皇居では、大変な事態となってました。
はじまりは、ここから、、、。

1/29の朝、東宮御所の皇太子殿下は、前日の北海道でのご公務の疲れ もあって、「朝は遅くていいから」と言ってあったはずなのに、早朝 から、起こされた。
「殿下、、、皇太子殿下!」
殿下が、薄目を明けて、「どうした?」というと、
侍従は、「皇后陛下からお電話です」と受話器を差し出した。

「もしもし、おかあさん、なに?」
「なるちゃん、すぐ来なさい」
「どうしたの、一体?」
「お父さまが大変なの、すぐ宮中へ来なさい。いいわね」
いつになく厳しい命令調の言葉を残し、電話が切れた。

皇太子は、ベッドから飛び起きると、大急ぎで参内した。
そこには、すでに何人か、集まっていた。

怒ったように部屋の中を歩き回る天皇陛下に、ソファーから、おろお ろしたように、それを見つめる美智子さま。
ソファーの端には、いつもノホホンとした顔を少し引きつらせた東京 都職員の黒田氏もいた。皇室のこのような場面に遭遇するのは、初め てで、緊張しているようだ。
隣には、清子。
お母さまは、あわててしまって、結婚して民間人になったこを忘れて いたのだろう。
秋篠宮の姿はない。相変わらず、のろまなヤツだ。

皇太子が腰掛けると、天皇陛下は、大声を上げた。
「麻生を呼べ!」
美智子さまは、皇太子に、テーブルの上の新聞を指した。
新聞が、数紙、広げられていたが、どれも、同じ内容が書いてあった。

「麻生外相が、“天皇陛下に靖国参拝してほしい”と、、、?
コイツ、何様のつもりだよ!?」
皇太子のこの言葉を待ってたように、天皇陛下も言った。
「そうだろう。すぐに麻生を呼べ! すぐ呼べ!」
「あなた、落ち着いてくださいよ。
あなたからも何か言ってあげて」
美智子さまは、皇太子に陛下をとりなすよう頼んだ。

皇太子殿下は言った。
「お父さん、宮中に呼ぶのはまずいよ。
それは“政治的圧力”になる、呼びつけるのは。
たまたま来る用があって、来ていたときに、“発言には気をつけるよ うに”というのは、許されるみたいだけど、、、」
「じゃあ、どうするんだ!? コイツに言わせたままでいいのか?」
「わかりました。私が、電話してみましょう」

皇太子は、侍従に命じ、麻生外相の携帯に電話をつなげた。
「もしもし、皇太子です。ええ、その皇太子です。
突然のことで、すみませんが、例の発言のことで、、、。
そうです、その発言のことです。

“英霊の立場にたったら”といっても、あなたは、60年前に亡くなっ た英霊じゃないでしょ。今を生きる政治家でしょう。あなたに、英霊 の代理ができるとは思えませんが、、、。

そうですか、しかしですねぇ〜、“自然に追悼”というなら、新しい国 立の追悼施設をつくればいいんじゃないですか? でも、あなたは、そ れには反対でしょ? おかしいですよ。

まぁ、いいですが、これからのことは、父の言葉と思ってください。 そうです、天皇陛下のお言葉です。
“あなたが総理になりたいがために、注目を集めようと、靖国問題を 持ち出すのは自由ですが、中国や韓国との国交を犠牲にすることは好 ましく思いませんし、そういうことに、皇室の名前を使うことは許さ ない。”

よろしいでしょうか、そういうことですから、よろしくお願いいたし ますよ。
それでは、失礼します。」

「どう、父さん、これでいい?」
皇太子殿下は、電話を置くと言った。
「う〜ん、まぁ、今日のところはいいか、、、」
天皇陛下は、ソファーに腰を降ろすと言った。
「おや、清子、来てたのか?!」


「天皇陛下が靖国参拝なさるのが一番」…麻生外相

 麻生外相は28日、名古屋市で開かれた公明党議員の会合で、靖国 神社参拝について「英霊は天皇陛下のために万歳と言ったのであり、 首相万歳と言った人はゼロだ。天皇陛下が参拝なさるのが一番だ」と 述べ、天皇陛下の靖国神社参拝を実現することが望ましいとの考えを 示した。

 そのうえで、「参拝できなくなったのは、(三木首相が1975年 に私人を強調して参拝したことに伴う)公人、私人の話だ。解決の答 えはいくつか出てくる」と語った。

 首相の参拝に関しては、「外国から言われて決めるのは絶対通るこ とではない」とし、「靖国問題が終わったら、日中間の問題がすべて 解決するわけではない。隣の国なのだから、ある程度緊張感を持って やっていく以外に方法はない」と述べた。
(2006年1月28日23時46分 読売新聞)
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韓国・外交通商省も「天皇参拝発言の撤回を」
2006年01月30日20時30分

 韓国外交通商省の報道官は30日、麻生外相が靖国神社参拝問題に 関して28日、「天皇陛下の参拝が一番だ」と発言したことについて 「日本の外交責任者が隣国との関係を度外視した間違った発言だ」と 論評し、発言を撤回するよう強く求めた。

 「外相発言は、侵略戦争の歴史を正当化し、美化しようとするもの で、非常に遺憾」としたうえで「正しい歴史認識のもとで国際的な平 和と協力のために努力するよう促す」と述べている。

 昨年、対日関係が悪化して以来、韓国政府は「日本側の発言にいち いち反応しない」と自重してきたが、先の大戦時の最高責任者だった 天皇を日本の閣僚が靖国神社と結びつけたことに対し、「越えてはな らない一線を越えた」(政府当局者)として、論評に踏み切ったとい う。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)
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「陛下の靖国参拝、現状では求めず…麻生外相が釈明」

 麻生外相は31日の閣議後の記者会見で、自らが「天皇陛下が(靖 国神社に)参拝なさるのが一番だ」などと発言したことについて、 「英霊の立場に立ったら、こういうことではないかと申し上げた。今 の状況で天皇陛下に参拝していただきたいと申し上げたのではない。 亡くなった方々を自然に追悼するにはどうしたらいいか、問題提起を したつもりだ」と釈明した。

 そのうえで、「国民の象徴の陛下に行っていただくのが形としては 望ましい」と述べ、改めて天皇陛下の参拝が望ましいとの考えを示し た。

 A級戦犯分祀(ぶんし)や靖国神社の特殊法人化については、「実 に多くの意見がある。私1人が言っても通じる話ではない」と語った。

 追悼施設建設に関しては、「代替施設を作れば、靖国問題がなくな るか、みんな代替施設に行くかというと、難しいと個人的には思う」 とした。
(2006年1月31日13時5分 読売新聞)
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「皇太子さま:冬季国体開会式から帰京」
殿下
ショートトラック競技観戦のため苫小牧市白鳥アリーナを訪れ、出迎 えを受ける皇太子さま=北海道苫小牧市で28日午後3時38分、尾 籠章裕写す

 皇太子さまは28日、北海道苫小牧市での第61回国民体育大会冬 季大会開会式に出席し、「練習の成果を十分に発揮されるとともにお 互いの友情をはぐくみ、また、地元道民の皆さんとの交流を深められ ることを期待しています」とあいさつした。アイスホッケーやスケー トのショートトラックを観戦し、同日夜帰京した。
毎日新聞 2006年1月28日



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