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くれぐれも、ご注意ください。



『再チャレンジできる北朝鮮』 2006年7月7日(金)

北朝鮮のミサイル発射実験をうけて、大騒ぎとなってる日本ですが、日 本政府は、国連での、北朝鮮に対する非難決議採択に向けて、さっそく 準備を始めたようです。

これは、もしも、北朝鮮がミサイルを撃ったら、このように対応しよう と安倍官房長官が、かねてより考えていたシナリオ通りだそうですが、 この先のシナリオは、どうなってるんでしょう?
安倍官房長官に聞いてみました。

「安倍長官、国連・安保理で、北朝鮮に対する制裁措置を含む非難決議 採択を目指してるそうですが、どうなってますか?」
「ええ、現在、関係各国と調整中です。」
「そうすると、制裁措置を含むというわけですから、日本としては、 “対話と圧力”の政策でいうと、圧力に重心を移したと考えてよろしい でしょうか?」
「いえ、それは、まだわかりません。
このまま、日本が圧力をどんどん強めていく。そういうことを目指して るわけではありません。あくまでも、“対話と圧力”の方針は、変わっ てません。」

「ですが、長官。“対話と圧力”の対話ですが。
対話といっても、日本のいうことを聞け。日本の言う通りにしろという のでは、北朝鮮も、乗ってこれないのでは?」
「いやいや、それは、おかしい。いいですか、、、
横田めぐみさんを返せというと、亡くなっているという。
だったら、遺骨を見せろというと、他人の骨を渡す。
北朝鮮の言うことを確かめたいだけなのに、それを証明するものが全然 出てこない。これじゃ、信じようがないでしょう?」
「だから、圧力に重心を移すんですか?」
「先ほど申しました。それは、まだわかりません」

「あの〜、安倍長官。
国連の制裁決議は、まだわかりませんが、日本独自の制裁措置も、考え ておられますか?」
「それは、ありえます。」
「う〜んと、そうすると、長官、、、。
金融制裁措置とか、経済制裁とか、果ては、人道支援も止めたりと?」
「そこまで行くかどうか、現段階では、考えてません」
「ですが、“対話と圧力”で対話がない以上、どんどん圧力をかけてい くしか道はないと思いますが、、、?」
「ですが、どこまで圧力をかけるか、どんな圧力をかけるかは、現段階 では、お答えできないということです。」

「そうなんですか、、、。
あの〜、それで、長官。どんどん圧力をかけた場合ですねぇ〜。
まぁ、北の将軍さまも困るでしょうけど、北朝鮮の国民といいますか、
市民でしょうか、民衆も、相当、困窮するかと想像できますが、、、?」
「ええ、それは、仕方ないことです。」
「あの、長官。
北朝鮮の人たちにとっては、ひどい独裁者がいて、それだけでも困って るのに、外部から締め付けられて、余計、苦しめられるのでは、たまっ たもんじゃないかと思うんですが、、、」
「う〜ん、まぁ、そういう体制の下で暮らしている自分たちにも、その 責任の一端があると、そう、申し上げたい。」
「ですが、長官。
安倍長官は、日本では、競争の結果、敗れた人たちでも、再チャレンジ できるような社会の仕組みをつくりたいと、そんな政策を掲げてます が、、、」
「そうですよ。そうしないと、格差の固定化につながりますから」
「自分で競争して、負けた人に再チャレンジできるチャンスを与えるわ けですが、どうして、そういうチャンスを、北朝鮮の人たちには、与え ようとしないんでしょうか、、、?」

安倍官房長官は、一瞬沈黙して、クビをひねったが、すぐに、静かな口 調で言った。
「北朝鮮の人は、私に投票しないでしょ!」




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