コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『北朝鮮の影にイスラエル?』 2006年7月10日(月)

私の所属するサークルで、今日、緊急のミーティングがありました。
サークル名は、「外交・防衛専門部会」。
と、まぁ、名前は、仰々しいのですが、居酒屋で、チューハイを飲みな がら、グダグダ言ってるだけの集まりが、実像です、、、。

今日のテーマは、やはり、「北朝鮮のミサイル発射問題」でした。
「日本の対応は、早かったよなぁ〜、今回」
「早いというか、まぁ、今までが、遅すぎたんだろう。以前は、アメリ カから情報が来て、“この前、日本上空をミサイルが飛びましたよ”と 教えられてはじめて、“えっ、そんなことがあったんですか!?”とあ わててたんだから。」

「なんか、北朝鮮に対する制裁決議を、国連でやろうとしてるようだけ ど」
「だねぇ〜、活発に動いてるようだよ。」
「うまく、いくのかなぁ〜、、、?」
「国連安保理だからなぁ〜、さあ〜、どうだか。中国やロシアは、拒否 権を持ってるし」
「そうだなぁ。」

「でも、アメリカは、協力的なんだろ?」
「そっ、それそれ。
どうも、協力的なんてもんじゃなくて、アメリカが煽ってるような感じ なんだよ。」
「アメリカが煽る? あれじゃないの、安倍官房長官が、周到に事前に 準備をしてたから、迅速に、北朝鮮への対応も決まったとか、聞いてる けど、、、」
「その周到な準備も、アメリカから来てるらしい。」
「どういうこと?」

「イスラエルだ」「イスラエル?」
「イスラエルが、兵士を拉致されたとして、ガザ地区に侵攻したのが、 6月の終わり、、、」「う〜ん、そうだったねぇ」
「イスラエル軍が、ガザで大暴れして、大変な問題を引き起こしてる。 そのとき、ワシントンにいたのが、、、?」
「えっ、誰?」「小泉首相じゃないか!」「ああ、日米首脳会談か」

「首脳会談のとき“新世紀の日米同盟”という共同文書を出してるが、 これは、急きょ、書き換えられたものだそうだ。」
「どんな風に?」
「もともとは、北朝鮮のミサイル問題は、たいしたことは言ってなかっ た。いつもの通りのことだったんだ。
それが、イスラエルのガザ侵攻が起こるとすぐに、“もっと強い文言に したい”とアメリカ側から言ってきた。」
「ふん、それで、、、?」

「うん、それから、小泉総理が、グレースランドでプレスリーの歌を歌 ってる間も、ワシントンから安倍官房長官には、北朝鮮のミサイル発射 に関する情報が送られ、その後の対応について、盛んに協議していたら しい。」
「ほぉ〜、そうなの、、、。
でもさあ〜、それが、イスラエルと、どういう関係?」

「イスラエルが、ガザ地区に侵攻したことは、大事件だろう?!
市民も犠牲になってる。ほおって置いたら、世界の非難が、イスラエル と、それを支援するアメリカに、集中するところだ。」
「ふ〜ん、、、」
「だから、“北朝鮮のテポドンが、脅威だぁ〜!”と叫んで、国連や世 界の注目をそっちにそらすことができたら、アメリカとしたら、こんな にうれしいことはない。」
「それが、安倍官房長官の役だったのか、、、」
「まあ、そういうことだな」

「でもさあ、安倍官房長官は、それ、気づいてるのかなぁ〜?」
「まさか!?」「そうかなぁ〜、、、?」
「だってさあ〜、安倍官房長官が掲げてるのは、“自由と民主主義、人 権、法の支配”だろ?」「うん。」
「イスラエルがやってるのは、人権蹂躙どころか、命を奪ってるんだか ら、市民の。人権を掲げるなら、安倍長官が一番にイスラエルを非難し なきゃならないだろ?」
「だよねぇ〜、、、。そうしないのは、、、?」
「アメリカだよ。“北朝鮮は、悪いヤツラだ。”としか聞いてない。」
「じゃ、この先、どうなるの?」
「イスラエルの問題が沈静化するまで、北朝鮮脅威論のテポドン祭りが 続くだろうなぁ〜。」
「う〜ん、でもさ、それでいいの?」
「まっ、アメリカにとっては、それは、国益に適ってる」
「じゃ、日本にとっては? それで、横田めぐみさんの帰国が実現した り、日朝国交樹立が早まったりするのかなぁ〜?」
「日本の国益かぁ〜、、、さぁ、どうなんだろう、、、?
チューハイ、おかわり!」


テポドン発射なら北に圧力…日米首脳「新世紀の同盟」
小泉首相
歓迎式典で大きなジェスチャーを交えてスピーチする小泉首相
(ホワイトハウスで)=清水健司撮影

 【ワシントン=吉山隆晴】小泉首相と米国のブッシュ大統領は29 日午前(日本時間同日深夜)、ワシントンのホワイトハウスで約1時 間40分会談した。

 両首脳は会談後の共同記者会見で、北朝鮮が長距離弾道ミサイル 「テポドン2号」の発射を自制するよう求めるとともに、「発射した 場合に圧力をかける」との考えで一致したことを明らかにした。

 両首脳は、日米両国が政治、経済、安全保障の各分野で協力を深化 させ、21世紀の新しい日米同盟のあり方を宣言する共同文書「新世 紀の日米同盟」を発表した。

 ブッシュ大統領は共同記者会見で、北朝鮮のミサイル発射について 「受け入れられない。北朝鮮の指導者は(発射準備の)意図を我々に 説明する義務がある」と強調した。発射した場合は、国連安全保障理 事会への付託を検討する考えを示した。

 小泉首相は「テポドンを発射しないように働き掛けるのが先だ」と 述べたうえ、「万が一発射した時の様々な圧力(をかけること)につ いて話した」と述べ、経済制裁などを検討する考えを明言した。「圧 力」の具体的な内容には言及しなかった。

 北朝鮮による拉致問題に関して、大統領は、拉致被害者の横田めぐ みさんの母、早紀江さんと4月に面会したことに触れ、「海岸から人 をさらうのはどういう国か。お母さんに共感せずにいられない」と述 べ、早期解決の必要性を訴えた。北朝鮮の核問題について、両首脳は、 6か国協議の参加国が結束して対処する考えを強調した。

 イランの核問題に関しては、首相は「話し合いで解決するという米 国の提言を支持している」と語った。

 両首脳は、日本の安全保障理事会常任理事国入りを含む国連改革の 実現を目指すことで一致した。首相は「米国と協力できる案を、G4 (日独など4か国グループ)と話し合っていく」と述べた。

 イラク支援問題に関して、首相は「多国籍軍の一員として米国や各 国、国連と協力しながら支援する」と語った。大統領は「自衛隊はイ ラクで素晴らしい仕事をした」と述べ、サマワでの陸自の活動を評価 した。

 一方、共同文書は、「日米関係が歴史上最も成熟した2国間関係の 一つで、両首脳の下で、より広範で強化された協力関係が達成され た」と評価した。

 5月の在日米軍再編の日米合意を確実に実施することが、「両国の みならず、アジア太平洋地域の平和と安定にとっても必要」と確認し た。
(2006年6月30日1時57分 読売新聞)

gaza
Shawn Baldwin for The New York Times
In Gaza, Palestinians held a funeral for three members of the Hajaj family, who were killed Saturday in an explosion at their house.

「読売新聞・パレスチナ問題」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4800/index.htm
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「読売新聞・北朝鮮の核問題」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe4100/



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