『ローマ法王を送る』 2005年4月8日(金)

ローマ法王、ヨハネ・パウロ2世の葬儀が、4/8(金)、行なわれました。
ローマでの葬儀が、日本では、夕方から生中継されてました。
私の娘が、ちょうど家に帰ってきて、一緒にテレビを見ました。

「ふ〜ん、宗教?」
と荘厳なカトリックの葬儀の中継を見て言いました。
「そうだよ」
「あっ、チャールズさんの結婚式?」
ちょうど、葬儀に参列したイギリスのチャールズ皇太子が、テレビに映ったのでした。
「いや、違うよ。
チャールズさんの結婚式は、明日」
「そうだよねぇ〜、エリザベスさんがいないもん」

エリザベス女王は、ローマ法王の葬儀に参列はしてないので、テレビに映ることは ないのですが、女王陛下は、チャールズ皇太子の結婚式にも出ないので、女王が映 ってないから、これは、チャールズの結婚式ではないという娘の考えは、どうした ものかと気になりました。

「違うよ、エリザベス女王は、チャールズ皇太子の結婚式には、でないんだよ」
「えっ、なんで? 息子でしょ?」
「いや、そうなんだけど、、、。いろいろあってね」
「いろいろって?」
「う〜ん、国民がね、あまり祝ってないとかね、、、」
「なんで? カミラさんが、あんなおばさんだから? ダイアナとは違うもんね」
「いや、そうじゃないんだけど。う〜ん、ダイアナさんの人気は、今も高いからねぇ〜」
「じゃ、なんで、結婚するの?」

始まった!
娘の好奇心のスイッチが入ったようです。
私は、覚悟しました。

「そりゃあ、好きだからだよ」
「好きな人と結婚するのに、国民は、反対なの?」
「反対というわけじゃ、、、。まぁ、あんまりお祝いする気分じゃないというか、、、」
「カミラが、あんなおばさん顔だから?」
「そうじゃないよ。
いや、まぁ、それもあるかもしれないけど。
お互いバツイチだから」
「バツイチでも、好きな人と結婚するんなら、お祝いしてあげればいいのにね?」
「う〜ん、やっぱりダイアナさんのことが、忘れられないのかな、国民は」
「じゃあ、チャールズは、忘れたの?」

まいった!
たいていいつも、答えられない、答えにくい質問に悩まされる、、、。
私が、答えに詰まったのを感じたのか、娘は言った。
「で、これ、一体、何のテレビ?」
「ローマ法王の葬式だよ」
「なあ〜んだ」

“なんだ”ってことはないだろう、、、とは思ったが、まぁ、うちは、キリスト教徒 でもないし、そんなものかぁ〜とも思った。
「えらい人だったんだよ」
「ふ〜ん」
と言って、娘は、自分の部屋へ行った。




line


掲示板へ

next

back

index

menu

home




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送