『中国民主化の芽を摘むな!』 2005年4月12日(火)

中国で、民衆が暴徒化し大暴れしたことで、日本政府は、「けしからん。謝 罪しろ。壊したものは損害賠償する」とカンカンですが、中国政府は、「う ちは悪くないよ」と、謝る気もないようです。

で、今日は、「時々おかしなことをいう毎日新聞」の日。(?)
毎日の社説に噛み付きます。(下に毎日の社説を掲載。勝手に掲載)

毎日新聞は、中国で、反日感情をあおって、反日運動なんかすると、中国の経済、 国益のためにならないから、やめたほうがいいというんですが、まぁ、良識ある 新聞としたは、そういいたいのはわかります。でも、それでは、中国問題の解決 にはなりません!

「中国デモ暴徒化 チャイナ・リスクの芽を摘め」という毎日新聞に対抗して、私は、 「中国民主化の芽を摘むな!」といいたい。

日本でも、一時期、こういう時代があったでしょう?
「反安保」「反米」「ベトナム戦争反対」などを叫んで、国会周辺でデモをした り、機動隊ともみ合ったり、投石したり。「反戦集会」でフォーク・ソングを歌 ったり。
それでも、「日米は世界で最も緊密な同盟」と今でも言ってるじゃないですか。
まぁ、そのころ、機動隊に石を投げてた学生が、大人になって、今、「日米関係は 重要」といってるのかどうか、それは確認できませんが、事実として、日米関係が 重要であることは、間違いないでしょう。

さて、それでは、日中間には、そういう関係があるでしょうか?
私たちは、どれだけの中国のジョークを知ってますか?
どれだけ中国の映画を見ましたか?
中国人の名前を何人あげられますか?

中国との関係が細いこと。
それこそが、日本の「中国問題」なんです!

中国が経済成長するにしたがって、日本との関係は、深まってます。
中国との貿易は、日米貿易を抜き、第1位の貿易相手国になりました。
今後も、この傾向は続くでしょう。
それにあわせ、いえ、それをリードするためにも、政治的、文化的な関係を強める こと。 これが必要になります。

中国の人が、「反日、反日」と叫んでることは、熱病のようなものです。
(怖いのは、これに応じるように、日本のおかしな人たちが、「中国、ケシカラ ン」と騒ぐことでしょう)
この熱病が、やがて、民主化につながるはずです。
「反日デモ」は、中国の民主化を早めます。
やらせてあげましょう!

それでも、「反日デモが起こるのは困る」というのなら、日本政府が、電話をかけます。 「ODAを減額する方針を改めて、少し、増やそうかと思います」と伝えればいいんです。 それで、反日デモは、一瞬にしてなくなります。
しかし、それでは、中国の民主化には役立ちません。民主化を遅らせるのです。

われわれ日本人としては、中国で、反日デモが盛り上がっているのを、このゴー ルデン・ウィーク、中国旅行に行かず、台湾に行って、台湾のホテルから、生中 継で、見ればいいんです。
中国の人も気付くでしょう。日本人旅行者が、たくさん来てくれたほうが、自分 たちが金持ちになれると。
中国に来ようとした日本人が、台湾に行くと、台湾が豊かになり、「独立する!」 と言い出すかもしれない。
そう気付いたら、自然と、反日デモは、収まりますよ。


社説:中国デモ暴徒化 チャイナ・リスクの芽を摘め

 中国・北京市で9日、日本の国連安保理常任理事国入りに反対するデモが暴徒 化した。日本大使館や大使公邸に投石し、日本製の自動車をひっくり返して騒い だ。市内の日本料理店や日系企業のあるオフィスビルも襲われ、ガラスを割られ る被害が出た。

 10日には広州で反日デモ隊が日本総領事館のあるホテルに投石した。反日運 動活動家は5月4日の五四運動記念日に向けて、さらに行動を呼びかけている。

 日本政府の抗議に対して、中国政府は遺憾の意を表している。だが盾を持った 機動隊を配置しておきながら、暴徒化したデモ隊を排除せず、外国公館への投石 をやるにまかせていたことは、明らかに警備の不手際である。

 昨年夏のサッカー・アジア杯で暴徒が日本公使の乗った車を襲った時も、警備 が不十分で車が壊された。共産党要人の住む中南海地区ならこんな警備はしない。

 中国は、軍隊でデモ隊を鎮圧し世界から非難された1989年の天安門事件を 反省して、ガス銃や盾を持った機動隊を創設した。だが、大使館前の機動隊は盾 を構えるだけで動かなかった。

 デモ隊からみれば、警備当局が投石までは許容していると判断するだろう。こ れではいつまた投石騒ぎが起きるかわからない。

 尖閣諸島領有権運動や日本製品不買運動の活動家があおった反日デモが、なぜ 暴徒化したのか。大学地区の中関村での反日集会では学生主体の若者たち約20 00人だった。ところがデモ行進が始まると、地方から出稼ぎに来ている男女の 労働者が加わり約1万人に人数が増えた。群衆はデモ指揮者の指示を無視して、 日本大使館に向かい投石した。

 天安門事件が胡耀邦元総書記を追悼するデモから始まり、みるみる人が増え、 最後は共産党の一党独裁に反対する大規模な民主化運動になったのと、一脈通じ る。

 中国での経済活動に特有のリスクをチャイナ・リスクという。中国で民衆のデ モが容易に暴徒化するというのもチャイナ・リスクのひとつだろう。今回の反日 デモには、日本製品不買運動団体が加わっている。攻撃の対象は、「中国政府が 批判する日本の歴史教科書を支持している」と彼らに名指しされた日本企業だ。

 歴史認識に名を借りて、日本人に対する人種差別的な言い回しで反日感情をあ おる勢力も、新たなチャイナ・リスクである。だが、実のところ日本製品の多く は、中国人労働者が製造するメード・イン・チャイナであり、不買は筋違いなの だ。

 中国が高度成長を持続していくためには、日本からの積極的な投資、とくに成 長の阻害要因となっている環境破壊を食い止めるための新技術導入が不可欠だ。 日中の経済関係が活発なことは中国の国益でもある。中国人の反日感情に、歴史 的土壌があることを日本人が忘れてはならないのは当然である。だが、中国人も 非理性的な反日運動が自国の国益も損なうということを理解してもらいたい。
毎日新聞 2005年4月11日



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