『田中康夫と亀井静香』 2005年8月23日(火)

田中康夫・長野県知事が、代表となって、新党を立ち上げました。
「新党日本」。
ですが、新党とは言っても、国会議員(衆議院は、前議員を含む)が 5人以上いないと、ちゃんとした政党とは認められないんだそうです。
政党と認められないと、いろいろと制約があります。
せっかく新党を立ち上げたのだから、5人以上の国会議員を集めて、 ちゃんとした政党と認めてもらったほうが、絶対有利です。

康夫ちゃん(田中長野県知事)も、そのことを、気にしてました。
新党立ち上げの記者発表直前まで、実は、その交渉をしていたのです。
相手は、亀井静香。

「亀井先生、一人、貸してくれませんか?」
「田中さん、貸してくれといわれてもねぇ〜、、、。
うちは、人材派遣会社じゃないんだから、、、」
「亀井派は、いろんな人材がいるじゃないですか、先生」
「う〜ん、それがね、私は、もう、亀井派の会長を辞めてるし、、、」
「でも、形だけのことなんでしょ?
実質的には、亀井派を牛耳ってるんじゃないんですか?」
「“牛耳る”という言葉は、どうかと思うが、、、」

「亀井先生、小沢さんは、貸してくれたじゃないですか」
「小沢? 小沢一郎くんかね?」
「ええ。民主党の小沢さんですよ。
亀井先生の新党立ち上げのときは、民主党の参院議員を一人、融通して くれたじゃないですか」
「いや、私は、聞いてないが。
そういうことがあったとしても、その手の交渉は、代表の綿貫さんがや ってたから、私は、知らんよ、、、」
「ええ〜、ほんとに知らないんですか、、、?」
「うん、知らないよ。
それに、小沢さんに融通してもらったというのなら、田中さんも、小沢 さんに頼めばいいじゃないか。なんで、私に頼むんだよ?」

「まぁ、そうなんですけど、、、」
「田中さん、あんた自身も、民主党と近いんじゃないのかね?」
「ですが、党を出て、新党に入るとなると、話は別ですよ」
「うん、それはわかるよ。私も経験があるからなぁ〜、、、」
「でしょ? ご経験があるなら、おわかりでしょう。
あと一人なんですよ。一人足りないんです。
どうか、融通してもらえませんか?
自民党の中で浮いてるとか、小泉総理に恨みを持ってるとか。
そんな議員を、紹介していただけませんか?」

亀井先生は、時間をおいた。考えてるようだった。
「参議院でいいかね?」
「ええ、もちろんです。国会議員であればいいんですから」
柏村武昭 なら、やってもいいが、、、」
「柏村?」
「そう、柏村武昭」
「ああ、あの柏村ですか、、、。
イラクでの日本人人質事件のときに、“反政府、反日的分子のために血 税を用いるのは、強烈な違和感、不快感を持たざるを得ない”などと国 会で発言し、物議を醸した、、、」
「うん、その人だ」
「その右翼気質を小泉総理に買われて、防衛庁の仕事をしてませんでし たか?」
「防衛長官政務官だな。
だけど、参院で郵政民営化に反対票を投じて、クビになったよ」

今度は、康夫ちゃんが、考えた。
「う〜ん、そうですか、、、。
亀井先生、せっかくですが、柏村議員なら、結構です。
そういう人物とは、肌が合いそうにないですし、、、。
わかりました、また、小沢さんに、当たってみます。
亀井先生、他にいい人がいたら、お願いします」

田中康夫代表は、今も、あと一人の国会議員を探している。




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