『昔はよかったなぁ〜』 2005年6月1日(水)

近所の居酒屋で、いつものように飲んでたら、おもしろいオジサンに遭遇。
「昔は、よかった」としきりにつぶやいてました。
昔の何がよかったんだろうと興味を持った私が、おじさんに話しかけると、、、

「昔は、よかったよぉ〜」
「そうですか。たとえば、どのへんが、、、?」
「よかったよ。
だってよぉ〜、昔は、総理というのは、みんなで決めたもんだよ」
「ええっ、いまは違うですか?」
「今は、誰が決めてるんだ? 知ってるのか?」
「そりゃ〜、国民でしょ」
「じゃあ、あんたは、総理の選挙に行ったことがあるのか?」
「総理大臣の選挙ですか、、、。いや、ありませんけど、、、」

「だから、昔はよぉ〜、自民党のエライさんが、集まって、みんなで話し合って 決めてたんだよ。それが、今じゃ、国民に人気のあるものが総理になるような世 の中だ、、、。まったく信じられんよ。世の中、おしまいだな」
「いやいや、そんなことはないですよ。
昔は、自民党の派閥の領袖が集まって、密室で“次は、○○の派閥から出しまし ょう”などと話し合って決めてたんでしょう。国民の目の届かないところで、派 閥の領袖だけで、こっそり決めるようなのは、どうかと思いますよ、、、」
「何を言ってるんだよ。派閥の領袖というの国会議員だろ。
その国会議員の中でも、人望と政策と資金力、すべてを持ったすぐれた人物が グループをつくるんじゃないか。そういう人物こそ、総理にふさわしいんだよ」
「ええ〜、そうですかぁ〜、、、」

「そうなんだよ。絶対そうだよ。
昔じゃ、小泉なんて、変人が総理になるなんて、考えられなかったよ」
「いやでも、構造改革しますって公約して、とりあえず、改革をやってるじゃな いですか」
「どこが改革だよ。国内の改革でつまずくと外交で得点稼ぐようなヤツだ。
こんな変人に政治をやらせちゃ、日本も破滅だな」
「そうはいっても、その前の人、、、」
「森喜朗か」
「そう、森前総理。密室で決まりましたけど。
あの総理より、ましでしょう、今の総理の方が、いくら変人でも?」
「少しはまし、って程度だろう。
しかし、早く、派閥の領袖が集まって決める制度に戻さないと、次も恐ろしい 総理が出てくるぞぉ〜」

「ポスト小泉ですか、、、。
自民党では、安倍晋三幹事長代理が有力とか」
「だろう?
北朝鮮には、強い態度に出るのが受けると思うと、どんどんタカ派になっていく。 あの男、戦争まで突き進むのか?
戦争を目の前にして、“もう引き返せない。ここまで来たら、引き返せない” と言い出すんじゃないのか。自分で突き進んだくせに」
「いやまぁ、そんなことをする人かどうか知りませんけど、私は、安倍議員につ いては。 でも、密室で選ばれた森前総理より、ましなことは確かでしょう?」
「だけど、同じ派閥だぜ、森―小泉―安倍というのは」

「昔はよかった」というおやじの話。
森前総理じゃなく、もっとずっと昔の話だったのかもしれません、、、。




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