コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『代償』 2005年11月21日(月)

「アメリカとの同盟関係は重要だから、アメリカからの要求は、良好 な日米関係を維持するために、認めなければならない」という外交政 策があります、、、。
そんなのが政策といえるのかどうか。
いや、でも、そういう現実はあるようですよ。

たとえば、日本は、イラクには陸上自衛隊を派遣しましたが、アフガニ スタンにはしてません。海のないアフガニスタンを支援するために、日 本がしてるのは、海上自衛隊の派遣です。なぜでしょう?
アメリカが要求したからです。
アフガニスタンには、海上自衛隊を派遣するよう要求され、イラクに は、陸上自衛隊も派遣するよう要求された。
日本は、それに従ったのです。

BSE問題は?
日本では、すべての牛を検査して出荷しているのに、アメリカ牛は、20 ヶ月以内の牛は、検査しなくても日本に輸出できることになりそうです。
アメリカの牛も、全部、調べてもらった方が、安心できるのでは?
いや、でも、アメリカは、検査しないで輸出したいと言ってるし。
アメリカの言い分を認めるしかない、、、。

「独立国が、そんなことでいいのか!?」
とはいっても、アメリカは、経済的にも軍事的にも、世界最強の国だし、 日本は、日米軍事同盟を結んで、アメリカに守ってもらってるし。経済 的にも、アメリカのおかげで儲けさせてもらった。
だから、少々のことは、我慢して、アメリカの要求は、認めるしかない。

う〜ん、なかなか現実的な選択です。

ところが、そんな日本でも、中国となると話は別のようです。
中国からの要求は、不当な要求なので、中国からいわれてそれを認める ようなことはあってはならない。
中国がいうから、日本の首相や外務大臣、官房長官が靖国参拝を自粛す る。そんなことがあってはならない!
というのです。

アメリカが要求するから、牛肉の輸入を再開する。
中国が要求するから、靖国参拝を自粛する。
他国からいわれてやることには、変わりはないんじゃないの?

他人からいわれて、するのはイヤだとか、そんな子供みたいな論議、 もうやめた方がいいのでは?
昔の社会党の「非武装中立論」みたいに、そんなことできればいい ですけど、実現不可能というのでは、非現実的な議論になるのでは?

だったら、どういう議論が、建設的な議論といえるのか、、、?
う〜ん、それは、、、。
たぶん、それは、アメリカからの要求なら、ここまでは認める。
中国からの要求は、ここまでなら認められる。
という具合に、境界線を考えたらいいのでは?

アメリカからの要求は、無制限に認める。
中国からの要求は、断固拒否する。
こんなことでは、外交は進まないのでは、、、?




line


掲示板へ

次のページ

前のページ

11月のメニュー

コラム・メニュー

home




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送