コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『猪瀬直樹を監視しよう!』 2005年10月3日(月)

10月から道路公団が民営化されましたが、さて、うまくいくんでし ょうか? まぁ、もちろん、民営化された会社は、うまく行くと思 いますよ。
心配なのは、公団が残した40兆円という借金です。
これを、45年で、国民の税金を使わず返済すると、猪瀬直樹氏は豪語 するんですが、 ほんとにできるんでしょうか、、、。
心配です。
9/29には、最後の『道路関係4公団民営化推進委員会』が開かれると いうので、取材にいくと、、、。

会場に、少し早く到着したせいか、まだ誰もいませんでした。
そうじのおばさんが、テキパキと仕事をしてました。
「あの〜、道路公団の民営化推進委員会というは、ここでいいんですか?」
「公団の推進委員会ね、そうだよ、ここ」
「あっ、そうですか。まだ、誰もいないんですねぇ〜」
「う〜ん、もうじき、みんな来るんじゃないかねぇ〜。
まぁ、みんなといっても、イノシシみたいな名前の男とおばさんの二 人と、あとは、公団の若い人が一人、来るだけだけどね」

「ええっ、猪瀬直樹さんと、大宅映子さんの委員が二人と、、、
公団の人は、一人ですか、いつも?」
「そうだよ。
まぁ、前はねぇ〜、何人も来てたけど、ほら、もう民営化するっていうじ ゃない。みんな、そっちにいっちゃてるんじゃないの、、、」
「へぇ〜、そうなんですか」
「この前なんか、公団から来ましたって言う人は、学生のアルバイトだっ ていってたわよ」

「ほんとですかっ!?」
「ほんとよ、おばさんは、ウソはいわないわよ。」
「ふ〜ん、、、」
「トイレの掃除をしてたらね、その人が入ってきたんで、“あんた、さっ きは会場で大変だったわねぇ〜。イノシシとおばさんに、ガミガミ言われ て”って、言ったのよ」
「ええ。すると?」
「その男性はねぇ、来年の春から公団に入ることが決まってる学生さんだ って。まぁ、来年はもう公団じゃないんだけどね。」
「ええ。それで?」
「入社が決まってるんだから、手伝いに来いって呼ばれて、公団に行くと、 バイト料は払うから、民営化推進委員会に行って来いって、言われて。そ れで、来たんだって、、、」

「ほぉ〜、、、。
じゃ、今日もその学生さんが来るんでしょうかねぇ〜?」
「来ないんじゃない。だって、この前、イノシシとおばさんから、相当ガ ミガミ言われてたから。もう、懲りてるわよ、きっと」

そうじのおばさんと、そんな会話をしていると、記者もたくさん入ってき て、私のところにもチェックが来ましたが、私の記者証では、この委員会 は取材できないとのことで、追い出されてしまいました。

分割民営化で成功したといわれるJRですが、国鉄時代の借金は、結局、国 民がそのツケを払うことになりました。
道路公団の40兆の借金が、そうならないことを、心から祈ってますが、 「絶対大丈夫!」と太鼓判を押すイノシシ、、、じゃなく、猪瀬直樹氏に は、ぜひ長生きしてもらいたいものです。
民主党は、国民が借金を負担する代わりに、高速道路を無料化するという 案も出してましたが、「そんなものダメだ。私の案でいける!」と民営化 を推し進めた猪瀬直樹氏ですから、45年後に、ちゃんと国民にツケを回す ことなく返済できたのかどうか、その日まで、生きていてほしいもの。

もし、できないときは、国民に、しっかり謝ってもらいましょう。
でも、猪瀬直樹氏、今、60くらいでしょう?
45年後には、100歳を超えてるのでは?
大丈夫でしょうかねぇ〜、、、?
えっ、もし、亡くなってたらですか、、、?
う〜ん、そのときは、お墓を探し出して、「0点」と落書きしますか?


猪瀬直樹
道路4公団の民営化推進委員会最後の懇談会後、記者会見する 猪瀬直樹委員(右)と大宅映子委員=29日午後、東京・虎ノ門

「民営化推進委が最終懇談会 7人の侍は最後2人に」

 道路4公団民営化をリードした民営化推進委員会は29日、最後の 懇談会を開き3年3カ月の活動を終えた。高速道路の建設コスト削減 などに成果を上げた半面、無駄な道路建設に歯止めをかけなかったと の批判もある。

 作家猪瀬直樹氏ら個性派の委員7人は「七人の侍」と呼ばれ、推進 委は2002年6月から委員会と懇談会を計72回開催した。しかし、 二度の内部対立で委員の辞任や欠席が相次ぎ、民営化直前まで監視役 を務めた委員は猪瀬氏ら2人だけだ。

 この日の懇談会後の記者会見で猪瀬氏は「小泉内閣のうちに民営化 を実現できた。ここまでよくやれたと思っている」と総括、高速道路 の建設コスト削減などの成果をアピールした。
(共同通信) - 9月29日20時30分
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道路公団民営化委に幕、猪瀬委員「80点の成果」

 道路関係4公団民営化推進委員会の最後の懇談会が29日開かれた。 閉会後、猪瀬直樹、大宅映子委員は官邸に小泉首相を訪れ、公団の高 コスト体質などの追及を続けた4年近くの活動成果を報告した。

 同委員会は、小泉内閣の特殊法人改革の柱として、2002年6月 の第1回会合以来、52回の本委員会を開催。民営化の枠組みを巡る 対立から03年12月、田中一昭・委員長代理ら2委員が辞任。翌0 4年1月以降は、猪瀬、大宅委員の2人による委員懇談会が計20回、 開かれ、追及を続けてきた。

 最終日の29日も、コンクリート製(PC)橋梁(きょうりょう) などの高い落札率や、複雑な料金割引体系についてデータを示して追 及。日本道路公団の近藤剛総裁ら各公団幹部に改善を強く求めた。

 閉会後、記者会見した猪瀬委員は「最初は民営化も料金値下げも出 来るとは思っていなかった。80点は取れたと思っている。あとの2 0点は新経営者にやってもらう」と述べ、大宅委員も「あとは国民一 人一人が『見張る』ことをやってほしい」と締めくくった。
(2005年9月29日20時43分 読売新聞)



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