『杉村太蔵議員の三者面談』 2005年9月30日(金)

9/27(火)杉村太蔵先生、、、太蔵クンの記者会見が行なわれました。
新人議員が単独で記者会見を開くなど、異例のことですが、記者会見 場に集まった記者もまた異例。政治部ではなく、芸能記者まで押しか けていたのです。

しかし、問題は、この記者会見が、なぜ開かれたかということ。
9/21(水)、特別国会が開会となった日。
自民党では、新人議員の勉強会がありました。
国会議員になったばかりの人を集めて、国会議員の仕事、自民党のこ と、憲法のこと、いろんなことを教えようとする勉強会でしたが、そ れが終わっても、一人居残りとなったのが、この太蔵クンでした。

太蔵クンは、別室に呼ばれると、そこには、小泉総理と武部幹事長が待 ってました。 小泉総理・武部幹事長・太蔵クンの三者面談だったのです。

「太蔵クン、まぁ、そこのイスにかけたまえ」
「はい、総理。どうも」
「太蔵クン、キミは確か、、、26歳だったかな?」
「はい、総理。26歳ですが」
「うん、26歳で、何もしないで、いきなり国会議員になれて、うれしい のは、まぁ、わからないでもないが、少しは、考えてもらわないとね。 キミの言動は、自民党らしくない」
「あの〜、ですが、総理。
総理は、“自民党をぶっつぶす”とおっしゃられてましたが、、、」
「太蔵クン、“自民党をぶっつぶす”というのは、自民党の悪いところを 壊すという意味だよ」
「どういうことでしょう?」
「つまり、亀井派とか、旧橋本派とか。そういうのを壊すということ」

小泉総理が、グラスに水を注いでいる間、武部幹事長が言った。
「もう少し、大人としての言動をしてもらわないとね」
「幹事長、どういうのが大人の言動なんでしょう?」
「キミも、もう26歳だ。だいたいわかると思うが、、、。
たとえばだ、最近の若い人は、道を歩いていて、ツバをペッ、ペッとはい てるだろ」
「そうですか? 私は、見たことないですが、、、」
「いや、そうなんだよ。
若者は、側に人がいても、ペッとはくだろう。
大人は、そんなことはしない。」
「どうするんですか?」
「大人は、人目があるときは、ツバをはいたりしないんだよ」
「じゃ、口の中のツバは、どうするんですか?」
「飲み込むんだよ」
「えっ、汚くないですか、、、?」
「そういう問題じゃない。とにかく人目を考えるものなんだよ。
大人はね」
「でも、人が見てないところでは、大人もツバをペッとやるんでしょ?」
「そういうことを言ってるんじゃないんだよ、太蔵クン」

小泉総理は、水を飲み終わると言った。
「太蔵クン、キミは、“早く料亭に行きたい”と言ったそうだが」
「あっ、はい、いいました」
「まぁ、それはいいんだがね、、、。
もしも、キミを料亭に呼んだとする。
キミは、そこで、ある財界の大物にあったとする。
その人から、何か頼まれたとする。
後日、その人から自民党に政治献金があったとする。
自民党は、その人の要求通りの法案を通したとする。
キミは、それを、マスコミにしゃべったりしないかね?
“早く料亭に行きてぇ〜”と言ってた調子で、記者に聞かれるままに、 “この前、こんなことがありましたよ。政界って、こんなことをして たんですねぇ〜”とか、しゃべらないかね?」
「まさかっ!総理、私も大人ですよ」
「そうだろうか? 大人が“早く料亭に行きてぇ〜”とか言うだろうか?」
「いえ、総理、それは、、、つい、、、」

武部幹事長が続けた。
「あのね、太蔵クン、それに、もう一つあるんだよ」
「なんでしょう、幹事長?」
「連日、カメラの前で、あれこれ発言して、注目を浴びてるようだが、、、」
「はい、幹事長。いろんなテレビ局が、取材したいからと次から次に申し 込みがあって、大変です」
「それが困るんだよ」「なにがでしょう?」
「カメラの前で、毎日しゃべる。これは、小泉総理の仕事なんだよ」
「ああ〜、、、そうでしたか、、、?」
「うん、そうなんだよ。いいかね、太蔵クン、、、
テレビ・カメラは、何台もあっても、テレビ画面というのは、一つしかない。」
「はい、たいていの人は、一度に一台のテレビしか見ません」
「そこに、キミが出て、“BMWを注文しちゃった”などとしゃべられては、 小泉総理の出番がなくなる。わかるかね?」
「はい、幹事長。」
「よし、じゃ、今度、記者会見をやって、“もう、大人気ない発言はしませ んから、これ以上の取材は、受けません”と言ってもらえるかね?」
「ええ〜? もう、取材が来なくなるんですかぁ〜?」
「どうしたね、小泉総理のためなんだよ」
「はい、幹事長、わかりました」

部屋を出るときに、太蔵クンは、申し訳なさそうに聞いた。
「あの〜、幹事長。BMWの件は?」
「あっ、あれは、予約もしてないことになってる。
すべて手を回したから、安心しなさい」

こうして、9/27の太蔵クン単独記者会見がセットされたのでした。


杉村太蔵
大勢の報道陣を前に会見する自民党の杉村太蔵氏(左端) =27日午後、東京・永田町で

「自覚足りなかった」 自民の杉村議員が「反省」会見
2005年09月27日21時48分

 「国会議員としての自覚が足りないまま、幼稚で無責任な発言を繰 り返してしまいました。反省しています」。先の総選挙で最年少当選 を果たす一方、奔放な言動が話題となっていた自民党の杉村太蔵衆院 議員(26=比例区南関東ブロック)が27日午後、党本部で記者会 見し、深々と頭を下げた。

 国会議員が「幼稚な発言」を反省するのは極めて異例なこと。会見 場には100人を超える報道陣が押し寄せた。

 杉村氏は当選直後から連日、「料亭に行きたい」などと発言、ワイ ドショーに引っ張りだこになった。しかし、有権者や先輩議員から 「たくさんの厳しいおしかりを受けた」ことがこたえたようで、会見 では「一日も早く一人前の国会議員になれるよう精進していく覚悟で す」と神妙だった。

 杉村氏について、小泉首相は同日夕、「彼は彼なりにおもしろい特 性を持っているじゃない。若いんだから、ある程度、規格外れの意見 を発言をするのもいいんですよ。もっと温かい目で見ていただきたい ですねえ」と記者団に語った。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)
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杉村太蔵
「申し訳ございませんでした」と頭を下げる杉村太蔵議員。これで天然 ボケ発言はなくなりそう…=自民党本部、撮影・瀧誠四郎

「心入れかえます」…杉村議員、異例の所信表明で涙の陳謝

自民圧勝の“落とし子当選”で天然ボケ発言が批判を集めた杉村太蔵衆 院議員(26)が27日、党本部で会見。「ヒラリーマンから人類史上 これほどの上げ幅があったか!」などで取材が殺到したため、党による 異例の設定となった。冒頭「幼稚で無責任な発言でした」と涙で陳謝す ると、額に汗して力強く政治活動への抱負を開陳。3連休の短期間に発 言が正常化していた。自民が本気で仕込むとスゴイ!!

失笑を買った“おバカ”発言もどこへやら、額に汗をにじませながらの 発言はと〜っても正常化していた。

グレーのスーツに身を包んだ杉村氏はフラッシュの放列の中で、神妙に 一礼すると「幼稚で無責任な発言を繰り返し、大変反省しています」。 「有権者や自民党に投票してくれた方々に本当に申し訳なく、心からお わびいたします」と再び頭を下げると、目にはうっすらと涙が浮かんだ。

さらに「先輩議員から厳しいおしかりを受け、国会議員の責任を身をも って知ることができた」と唇をかみ締め「あらゆる勉強の機会を利用し て一人前の議員になれるよう精進する覚悟」と一語一語かみしめるよう に語った。

会見場には報道陣約150人、テレビカメラ約20台がズラリ。「小泉 首相でもこれほど集まらない」と国会担当記者も驚くほどだが、杉村氏 の変容ぶりに、その報道陣はあ然とするばかり。

冒頭で党広報担当の世耕弘成参院議員(42)が会見の趣旨を説明。杉 村氏から「予想もしなかった当選で慣れない取材が殺到した」と相談を 受け、「これまでの杉村議員をまとめて説明する場を設け、(取材対応 の)1つの区切りにしたい」と党として設定したという。

天然ボケは封印かと思われた会見半ば。「自分を徹底的に見つめ直した」 3連休で本を読み、「『政治家は謙虚であるべし』という言葉に感銘を 受けた」。しかし「書名は?」と問われて5秒ほど固まって「プライベ ートのことなので控えたい」と真剣に答え、爆笑を買った。

筑波大を中退した理由は「たくさんのアルバイトを経験したためです」。 一瞬の間を置くと「他の議員にはアルバイト経験では負けない」と質問 した記者をギラギラ見つめ、「だからニートやフリーター対策にも力を 入れたい」と言葉に熱を込めた。

最後に「議員になったらBMW」の失言について「サラリーマンの時か ら欲しいと思っていましたが、(当選後)購入も予約もしていません」 ときっぱり。

会見後、世耕氏は「杉村氏は集中して勉強する時間が必要」と今後2− 3カ月の“取材規制”をを示唆した。先輩議員にしかられ、反省しきり の杉村氏だが、質疑応答では「私は幅の広い人間。この姿も杉村太蔵で す」という自身満々ぶりもポロリ。この元気ぶりがいい方向に作用して いけば、言うことナシなんですけどね。

■杉村語録
当選が判明した12日以降、テレビのマイクに向かい「ヒラリーマンで したから、料亭に行ったことはないんです。早く行ってみたいですよ、 料亭に」「議員宿舎は3LDKだそうです。楽しみですよ」「国会議員 はJR乗り放題らしいんですよ。しかも全部グリーン車」「(議員の歳 費が2500万円と聞き)議員になったらBMW」「地味なヒラリーマ ン人生から、人類史上これほどの上げ幅はあったのか」。 そして17 日に総務省で比例の当選証書を交付され「300年の家宝です」。21 日の初登院の際には武部勤幹事長(63)に説教されたが、直後に「 『ウソをつくな。女には気をつけろ』と言われました」と内容をポロリ。

★「規格外れの発言をするのもいい」…首相が擁護
小泉純一郎首相(63)は27日、杉村議員について「彼は彼なりに面 白い特性を持ってるじゃない。いい特性を生かしていけばいい。若いん だからある程度、規格外れの発言をするのもいい」と擁護。そして「も っと温かい目で見ていただきたい。なかなか、若い、面白い、いい持ち 味があるじゃないですか」と述べた。
(サンスポ http://www.sanspo.com/)



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