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『杉村太蔵 VS 和泉元彌』
2005年10月20日（木）
10月上旬の、うららかな日差しの日、和泉元彌が、杉村太蔵・衆議院 議員の事務所を訪ねてきました。 杉村太蔵は、もう説明するまでもなく、「タナボタ当選」で有名にな った新人衆院議員です。 和泉元彌とは、、、？ 「空飛ぶ狂言師」で、記憶が呼び覚まされたでしょうか？ 宗家継承問題やら、スケジュールのドタキャン、ダブルブッキングで大 いに騒がれた狂言師です。母親の節子さんという人も、注目されてまし た。 その空飛ぶ狂言師・和泉元彌が、「プロレスをやります！」と言い出し、 周囲を驚かせました。その時は、「プロレスの対戦相手は、これから探 します」とのことでした。 太蔵クンを訪れたのは、そのためだったのです。 「杉村先生。はじめまして。和泉元彌です」 「先生なんて、とんでもないです。“太蔵クン”でいいですよ。みんな と同じで」「じゃあ、私も“元彌”で、、、。」 「はじめまして、元彌さん。まぁ、どうぞ、入ってください」 事務所には、先客がいたが、 「あっ、それでは、先生。私たちは、これで失礼いたします」と事務所 を出て行った。 「太蔵先生。あっ、いえ、太蔵クン。 先客でしたか、、、すみませんねぇ〜、、、」 「いえ、いいんですよ。もう、毎日のことですから」 「そうですか。毎日、陳情ですか。さすが代議士の先生だ」 「いや、来るのは、勧誘ばかりですよ。自動車とか、マンションとか。 今のは、来年のゴールデン・ウィークの海外旅行の営業ですよ。」 「来年のゴールデン・ウィーク？」 「ええ。ご存知のように、ゴールデン・ウィークは、国会議員は外遊ラッ シュですから。今から予約しないと、いいところはなくなってしまうとい うんですよ」 「ほぉ〜、そうですか、、、」 「でも、1年生議員がですよ、先輩を差し置いて、おいしいところを先に 予約はできないでしょう？ まぁ、私はねぇ〜、BMWがぶっ飛ばせるところならどこでもいいと思って るから、遅くてもいいですよ、、、」 元彌は言った。 「今日、来たのはですねぇ〜、、、。プロレスの試合を、やってほしいと、、、」 「ええっ？ 私がプロレス？」 「そうなんです。うちの母親のところに、おたくの大仁田議員から、試合 の申し込みがありまして、、、」 「いや、ちょっと待ってください。“おたくの大仁田議員”といわれまし ても、私と大仁田さんとは、何の関係もないですよ」 「へぇ〜、そうなんですか、、、？ 母親の聞き間違いかなぁ〜、、、？ 太蔵クンの教育係を仰せつかった者として、プロレスをやらせて鍛えよう と思う、という話でしたが、、、」 「いやいや、関係ありませんよ！ あの人には、困ってるんですよ。 まったく何の関係もないのに、“アイツはなってない”とか“オレが教育 してやる”とか、マスコミに勝手にしゃべってるんです。 武部幹事長は、あの人のおしゃべりこそ、止めるべきなんですよ。 ほんとに教育する気があるなら、マイクの前でしゃべるのじゃなくて、私 に直接話すのが筋でしょう？ 第一、あの人に何が教育できるというんで すか！？ 自分が、片山さつき先生とか、佐藤ゆかり先生のところへ行っ て、政策を学べばいいんですよ。後輩の教育なんか、百万年早いですよ！ あっ、ここだけの話ですよ、、、。こう言ってたのが伝わると、また、 うるさいですから！」 「へぇ〜、そうだったんですか、、、。 大仁田さんも、元プロレスでしょ。それで、今度、私もプロレスをやること になりまして、太蔵クンがプロレスをやることになれば、まぁ、素人同士、 いい試合になるかと思ったんですが、、、」 「いやいや、勘弁してくださいよ！ 元彌さんは、なんで、プロレスをやることになったんですか？」 「まぁ、話せば長いんですが、、、。 宗家継承問題なんかありましてねぇ、あのころからの問題が、いまだに尾 を引いてると、、、。」 「そうなんですか。」 「うちの母をご存知ですか？」「節子ママですか」 「ええ。その母は、選挙に出ることも考えてたんですよ。」「ふ〜ん」 「そうでもしないと、宗家継承問題が、どうにもならないと言うんですよ。 でも、選挙だけは、許してほしいっていいましたら、だったら、プロレス だってことになりました」 「選挙がダメならプロレス、というのはよくわかりませんが、選挙に出て れば、私みたいに当選できたのに、、、」 「タナボタですか？ あっ、いや失礼」 「いえ、別にいいんですよ。 あの〜、差し出がましいかとも思うんですが、、、」「なんでしょう？」 「節子ママから独立なさったらどうですか？」 「母から独立？ う〜ん、まぁ、私も、もう妻も子もいる身。いまさら母親から独立しなき ゃならないなんて、おかしな話なんですが、、、。あの人からは、なかな か自由にはなれませんよ、、、」 「そうですか、、、。 じゃ、プロレス、がんばってください。応援に行きますよ。」 「はい、ありがとうございます」 数日後、下の記事のように、元彌の対戦相手が発表された。 太蔵クンの海外旅行先は、まだ公表されてない。 |
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大仁田氏、「料亭」発言の杉村太蔵議員に“指導” 自民党の大仁田厚参院議員が、「料亭に行ってみたい」などの発言 で話題の杉村太蔵衆院議員について「あいさつができていない」など と激高、「教育係」の武部幹事長も巻き込んで“場外乱闘”を展開し ている。 大仁田氏は３日、「参院神奈川補選で一緒に汗をかいて戦おう」と の激励文を杉村氏に送ったが、返事がなかった。このため、大仁田氏 は１８日、国会内で記者会見し、「人間として残念。あいさつは人間 の基礎。国会議員以前の問題だ」と批判。返す刀で武部氏を「基本も 教えずに何が幹事長だ」と切り捨てた。杉村氏は会見に同席しなかっ た。 ただ、大仁田氏は、党幹部の叱責（しっせき）を受けた杉村氏が発 言を自粛していることについて、「党の言いなりはやめてほしい。彼 が嫌いじゃないんだ。幹事長は、太蔵の口を権力でつぐまないでほし い」と助言も。 これに対し、杉村氏は「党本部と相談して対応を検討したい」と戸 惑いを隠せないでいる。 （2005年10月19日0時23分 読売新聞） ---------------------------------------------------------------- 「大仁田議員が太蔵事務所乱入へ」 大仁田厚参院議員（４７）が１８日、杉村太蔵衆院議員（２６）に 直接面会を求める意向を表明した。大仁田氏は、激励文を送付しなが ら無視された状態になっている杉村氏に対し「おれから会いに行きま す。先輩が頭を下げることも、いつか太蔵君が先輩になったとき、後 輩に示す道しるべになるかもしれない。明日にも（杉村氏の）事務所 に行く」と話した。 杉村氏の「教育係」に名乗りを上げている大仁田氏は「あいさつは 人間の基礎、基本だ。おれが当選したときは『応援ありがとうござい ました』と、全国会議員の部屋を回ったんだ」と話す。しかし、杉村 氏からはあいさつはなく、大仁田氏は「幹事長の教育がおかしい。あ いさつも教えずに、何が党の幹事長だ」と、武部勤幹事長（６４）に も怒りの矛先を向けている。 杉村氏はこの日、大仁田氏に関する質問には一切、口を開かなかっ た。［2005/10/19/09:26 紙面から］ (日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/index.html) ---------------------------------------------------------------- 「和泉元彌がハッスル参戦！11・３デビュー」 狂言師の和泉元彌（３１）がプロレスラーとしてデビューすること が１１日、分かった。高田総統率いる高田モンスター軍とキャプテン ハッスル小川直也率いるハッスル軍が戦う「ハッスル」に参加。１１ 月３日に横浜アリーナで行われる「ハッスルマニア」でデビューする。 本業の狂言と並行してプロレス活動を行っていく。今日１２日に会見 する。 伝統芸能とプロレスのリングをまたに掛けた、前代未聞のプロレス ラーが誕生する。 元彌が参戦するハッスルは「プロレスの枠を超えた新しいエンター テインメント」がテーマ。派手な舞台装置とバラエティーに富んだレ スラーの顔触れを売り物にする、新しい形態の興行だ。インリン様が 活躍中で、レイザーラモンＨＧも１１月３日の「ハッスルマニア」で プロレスデビューする。元彌がモンスター軍とハッスル軍のどちらに 所属するかは未定。 主催するＤＳＥ関係者は元彌にオファーを出した理由を「伝統を守 ることも大切にしつつ新しいものを生み出していこうとする姿勢がハ ッスルの理念と合致するから」と説明する。元彌は以前からプロレス ファンで、７月に大阪で行われたハッスルの試合を観戦した。「新し い表現方法の可能性を感じた」と話していたという。 元彌は過去に、宗家継承問題や公演のドタキャン、ダブルブッキン グなどの数々のトラブルを起こした。騒動の中でバッシングにも耐え ながら、狂言師としての活動を広げていこうとする姿勢も、ＤＳＥ側 に評価されたようだ。 １回限りのゲスト参戦ではなく、可能な限り試合に出場する意向と いう。プロレスラーと狂言師の二足のわらじを履くことになるが、元 彌は「表現の新たな可能性にチャレンジしていく。プロレスで得た新 しい表現方法を狂言にも生かしていきたい」と意気込んでいる。 ［2005/10/12/07:52 紙面から］ (日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/index.html) |
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