コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『No American Beaf Until...』 2006年1月13日(金)

去年の12月くらいでしたか、アメリカ産牛肉の輸入が再開されるとい う発表がありました。
どこかのスーパーで、空輸したアメリカ牛を「輸入再開セール」と称 して安売りしていたニュースを見たような記憶もありますが、現在、 お肉屋さんやスーパー、あるいは吉野家で、アメリカ牛の扱いがどう なってるのか、私には、まだわかりません。

何事にも敏感な友人、そして、ちょっと激しやすい人ですが、先日あっ たら、こんなことを言ってました。
「アメリカ牛肉なんか、食べないぞ!」
ちょうど、お酒を飲んでるところだったので、私は、友人の話を、じっ くりと聞きました。

「なんで、アメリカ産牛肉を食べないんだ?」
「おまえ、何言ってるんだよ! アメリカの牛肉は、全頭検査してな いんだぜ。それで、安全といえるか?!」
「う〜ん、どうなんだろう、、、。
まぁ、危険なものじゃないんじゃないの、、、。
だから政府が輸入再開を決定したんでしょ。」
「ノンキでいいなぁ〜、おまえは。
日本の政府はというか、小泉総理は、アメリカの言いなりなんだよ。
アメリカが、イラクには大量破壊兵器があるといえば、小泉総理も、 “ある”というし。アメリカが、イラクで戦争を始めれば、後始末に 日本の自衛隊を送る。アメリカに逆らったりできないんだよ、小泉総 理は。わかるだろ?」

いつものように、友人は、熱してきた、、、。
「なんなんだろうねぇ〜、あの連中は!?」
「誰?」
「いや、あの、中国や韓国からいわれて、靖国参拝をやめるのでは、 外国にいわれてやめるようで、そんなことは主権国として、あって はならない、とか言ってる連中さ」
「ふ〜ん、、、」
「“ふ〜ん”じゃないだろう。中国や韓国の言うことは聞けないが、 アメリカの言うことなら、全部聞くのか、日本は?! それに、、、」
「まだあるのか、、、?」
「それに、日本人が、クジラを食べたいといっても、捕鯨を禁じて 食わせないのに、日本人が食いたくもないアメリカ牛は、食え食え って言われて。それに対して、全然抵抗できない日本人が、情けな くないのか!」

友人は、いつもの調子がでてきたようです。
「まぁ、そうかもしれないけど。
それじゃ、アメリカ産牛肉は、ずっと食べないわけ?」
「えっ? “ずっと”って?」
「だから、一生、アメリカ牛を食べないのか?」
「いや、そういうわけでも、、、」
「じゃあ、いつまで食べないんだよ!?」
「そうだなぁ、アメリカに追従する小泉総理に抗議の意思を示すため だからなぁ、小泉総理が辞任するまでかな、、、」
「じゃ〜、9月?」
「9月かぁ〜。
いや、9月まで我慢しなくても、そうだなぁ〜、イラクに派遣されてる 自衛隊が無事に撤退してくるまで、かな」
「じゃ〜、6月くらいまで?」
「いや、抗議の気持ちを表せたらいいんだから、、、
まぁ、3月くらいまでかな」
「えっ! それじゃ〜、吉野家がアメリカ産輸入牛肉の準備が整って、 牛丼を再開するころじゃないか!」
「そうなの、3月になるのか、、、。
まぁ、安全と安心は、違うって言うし、、、。」

友人の怒りは、吉野家の牛丼が再開されるころには、収まるようです。(?)


「米国、カナダ産牛肉等への対応について」
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/bse/yunyu/051209-1.html




line


掲示板へ

次のページ

前のページ

1月のメニュー

コラム・メニュー

home




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送