コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『山本一太の反乱?』 2006年1月23日(月)

1/19に行われた自民党森派の新年会が終わって、山本一太参院議員 は、帰りの車の中で、リラックスして音楽を聴いていた。
すると、同乗していた秘書が言った。
「先生、大変ですねぇ〜、、、」
「ん? 何か言った?」
一太は、イヤホンをはずし、秘書に聞いた。
「先生、大変なことになりましたねぇ〜」
「何が?」

秘書は、さっきの森派新年会で、会長の森喜朗前首相が、ポスト小泉 について、「私は安倍派だ」「私は福田派」と言うべきでないといっ たこと。そして、山本一太議員を名指しで、「少しやり過ぎだ。これ 以上やるなら、退会してもらう」と言ったことを話した。

「ああ、あれねぇ〜、、、いいんだよ、、、」
「いいって、どういうことですか、先生?」
「森のオヤジ、その話をするとき、チーズを持ってなかったかね?」
「チーズ? なんですか、それ?」「いや、冗談だけど、、、。」
「ええ〜、先生、教えてくださいよ!」

「森前総理が、小泉総理と会談して、どこかの国のつぶした缶ビールの 空き缶と、堅いチーズを持って出てきて、記者の前で、“小泉総理は、 本気だ”と語ったことがあっただろう」
「はいはい、あのヘタクソな芝居ですね、、、」
「ヘタクソは、ちょっと言い過ぎだよ」「あっ、すみません」
「まぁ、あんまりうまくはない芝居だったけど、、、」

「で、先生、今回の発言も芝居ということですか、、、?」
「そう!」「どういうことでしょう、先生?」
「つまりねぇ〜、、、森派は、今、大変なんだよ。」
「ええ、同じ派閥から安倍先生と福田先生が、ポスト小泉に出ようとし てるから、大変なんでしょう?」
「そうじゃないんだ。それなら、どっちが総理になっても、森派の総理 だから、森のオヤジがあわてることはない。」
「他に、大変なことが、、、?」

「ほんとの問題は、耐震偽装事件で、森派の名前が出てることだよ。
森派に献金したとか、伊藤公介先生の名前も出てきた。
これ以上、つつかれると、まずいんだ」
「えっ、もっとあるんですか、奥が、、、?」
「それは、よく知らんが、、、。
そこでだ、森のオヤジは、ポスト小泉に関心を集中させようとしてるんだよ」

「なるほど。それで、先生に派閥を退会してもらう、などと言って。
先生は、それでも応援は続ける。退会させたければ、させるがいいと言い 切ったり、、、」
「おいおい、退会してもいいなどとは言ってないぞ」
「あっ、そうでしたか、、、」
「まぁ、そうやって、森派内で、揉め事が起こってるぞとマスコミが騒い でくれれば、人々の関心は、安倍さんは、総理になれるのか?とそっちに 向かうだろう。そういう読みだよ、オヤジの」

「はぁ〜、なるほど、、、」と秘書は、うなずいた。
山本一太議員は、再びイヤホンをはめて、音楽を聴いた。


「森会長、安倍氏支持表明の山本氏を叱る」

 自民党森派会長の森喜朗前首相は19日夜、同派新年会で、「ポス ト小泉」候補に森派の安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官が浮上 していることに関連し、公の場でどちらか一方を支持する発言は慎む よう所属議員に指示した。

 派閥分裂につながりかねないとの懸念からで、これまで安倍氏支持 を鮮明にしてきた山本一太参院議員には、発言を控えなければ退会さ せる考えを伝えた。

 森氏は会合で「派内から2人も名前が挙がるのは喜ばしいが、総裁 選までは派内で『私は福田だ』とか『私は安倍だ』とか言うべきでは ない。心にしまっておくべきだ」と強調。山本氏には「君は少しやり すぎだ。今後も言うなら退会してもらう」と忠告した。

 新年会に出席していた安倍氏は、記者団に「グループがまとまり小 泉内閣を支えようという気持ちで言ったと思う」と森氏の真意を説明。 山本氏は「スタンスは変えない。退会する理由もない」と述べた。
[2006/1/19/22:51]
(日刊スポーツ http://www.nikkansports.com/index.html)
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「福田だ、安倍だとか言うな」派閥総会で森氏苦言

 自民党の森前首相は19日の森派総会で、「ポスト小泉」候補とし て同派の安倍官房長官と福田康夫・元官房長官が挙がっていることに ついて、「(9月の)総裁選までは、うちの派から『私は福田だ』と か『私は安倍だ』とか、断じて言うべきではない。ほかから笑われる」 と苦言を呈した。

 そのうえで、安倍氏支持を公言している山本一太参院議員を名指し し、「君は少しやりすぎだ。二度とそういうことを言うなら、退会し てもらう」と非難した。

 これに対し、山本氏は記者団を前に、「全く間違ったことはしてい ない。『次は安倍内閣がいい』と言い続けていく」と反論。安倍氏は 「(総裁選は)まだ先の話だし、みんなでよく議論をしながらという ことだろう」と述べるにとどめた。

 総会では、昨年の衆院選で初当選した赤池誠章、新井悦二氏ら9人 の入会を認めた。松本和巳・前衆院議員が議員辞職したため、同派は 87人となった。
(2006年1月19日21時51分 読売新聞)



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