コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『Marine Lance Cpl. Bunny Long, 22, Modesto, Calif』
2006年3月14日(火)

まぁ、普段は、ここに作り話というか、小話を書いて、それの元とな る、ほんとうの話を、新聞記事から引用して下に置いてますが、今日 は、下の記事にこそ、意味があります。
(その分、長いですが、、、)

まずは、日曜(3/12)に岩国で行われた、横須賀を母港とする米軍空 母艦載機の基地を受け入れるかという「住民投票」の話題。

その下には、岩国の住民投票に関わった社民党・辻元清美衆院議員の ブログ。

その下は、ちょっと胸が痛みます。
イラクでの、ある米軍海兵隊員の死亡を伝える記事です。

その下は、あまり関係なく、カッコイイというか絵になる写真だった ので、載せました、、、。
「USS George Washington」から飛び立つヘリコプター。
ジョージ・ワシントンというと、今度、日本に来る空母でしょう。
(まぁ、関係あるといえば、あるような、、、)

そして、最後は、ブッシュ大統領がどこかで行った演説の終わりの部分。 一番、盛り上がるところです。(?)

去年イラクで選挙が行なわれたとき、その警備についていて死亡した米 陸軍兵士の母親からの手紙を取り上げてます。
もう、反則ワザでしょう。(?)

息子が最後のとなる帰宅のとき、母親が、
「あなたがイラクで、もしものことがあったら、私はどうしたらいい の?」とたずねると、息子は、青い目を輝かせて、こう言ったそうです。

「母さん、僕はこの仕事に誇りを持ってる。
“If I should die, I would die happy.”
最高の人生だよ。」

母親は続けて、
「息子の死を無駄にしないで欲しい。イラクで息子がやりかけた任務 を、やり遂げて欲しい」とブッシュ大統領に手紙を書いたそうです。

ブッシュ大統領は、演説の最後を、ここぞとばかりに(?)「犠牲を 無駄にはしません。イラクに自由と民主主義をもたらすまで、われわ れは戦い抜きます」と言って、拍手喝さいと。

まぁ、リンカーンの「ゲティスバーグの演説」のように、何十年、何百 年も後からも振り返られるほどではないでしょうが、胸を打つ演説とな ってます。
(“If I should die, I would die happy.”は、うまく日本語にでき ません、、、。「戦場に倒れるなら本望だ」になるんでしょうか?)

「Marine Lance Cpl. Bunny Long, 22, Modesto, Calif」
亡くなったばかり(死亡を知らされたばかり)の、この22歳の海兵隊員 にも、家族がいて、同じようなドラマがあるんでしょう。

それを思うと、今日は、1日、軽く、へこんでました。

しかし、まぁ、イラクでの米軍の犠牲も2000人を超えてますから、中に は、いろんな人がいて、シンディー・シーハンさんのように、イラクで 死んだ自分の息子の死の意味がわからない。米軍は早く撤退すべきだ! と反戦運動を繰り広げてる人もいますし。
(収容所の虐待やら、イラクの市民の犠牲の問題もあります)

岩国で運動していた辻元清美議員の行動が、果たして、戦争や犠牲を抑 止、防止することになるのかも、正直なところ、わかりません。

おっと、などと、そんなことで今日の小話を終わったのでは、安藤奈津 雄らしくないでしょう。(?)
それじゃ、リンカーンのゲティスバーグの演説。

南北戦争最大の激戦地といわれるゲティスバーグに、戦いの終わった後 になって、のこのことやってきて演説だけしたのは、リンカーン大統領 ですが、私たちは、「リンカーンのゲティスバーグの演説」として記憶 しています。

でも、自由のために自分の命を犠牲にして戦ったのは、兵士でしょう?
私たちは、ゲティスバーグで戦い、自由のために尊い命を捧げた兵士の 名前を、一人でも知ってるでしょうか?

でも、大丈夫。(?)
イラクで死んだ兵士の名前は、一人は、知ってるのです。
それが、たまたま知った上の
「Marine Lance Cpl. Bunny Long, 22, Modesto, Calif」
カリフォルニア州モデスト出身の海兵隊員バニー・ロング兵長。
22歳。

私はクリスチャンではないし、彼がクリスチャンかも知りませんが、22 歳で亡くなった若者の魂が、天国で幸せに暮らせるよう、祈ります。
そして、彼を殺す爆弾を作ったイラクの人も、その罪が許され、イラク が自由と民主主義の国になったら、その人も、幸せに暮らせるよう。1日 も早く、その日が来ることを願ってます。


岩国住民投票、米軍機移駐「反対」が圧倒

 在日米軍再編に伴う米海兵隊岩国基地への米海軍厚木基地(神奈川 県)の空母艦載機移駐の賛否を問う山口県岩国市の住民投票が12日、 投開票された。

 反対は4万3433票で、投票総数の87%に達し、賛成の536 9票を大きく上回った。投票率は58・68%で、成立に必要な50 %を超えた。

 岩国市の井原勝介市長は12日夜、記者会見し、「14日に市議会 と相談したうえで、移駐案撤回を求める。国は地元の声を大切にし、 適切に政策判断してほしい」と述べた。週内に上京し、政府に要請す る予定だ。

 額賀防衛長官は12日深夜、「岩国移駐は、日本の安全保障などの 面から、ぜひとも実現しなければならない。地元に必要性を説明し、 理解と協力が得られるよう最大限の努力をする」との談話を発表した。

 政府は、移駐計画を変更せず、3月末にまとめる在日米軍再編の最 終報告に盛り込む方針だ。ただ、米軍再編を巡る全国初の住民投票で 反対の意思表示が出たことは、他の米軍基地関係自治体の動向などに 微妙に影響する可能性もある。

 岩国市は20日に周辺7町村と合併し、現在の市の住民投票条例は 失効する。19日で失職する井原市長は、4月下旬の新市長選に立候 補を表明している。
(2006年3月13日1時35分 読売新聞)
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辻元清美ブログ
2006年3月 6日 成立させたい! 岩国の住民投票
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2006/03/06-902.html
イラクやアフガニスタンを見るまでもなく、軍事拠点が攻撃のターゲ ットとなることは、歴史的にも国際的にもジョーシキ。また、戦闘を 目的とした集団である「軍隊」が、例え自国の民であっても作戦行動 を中断してまで民衆保護にあたる立場にないことは、これまた軍事上 のジョーシキ。要するに住民にとっては、米軍がいるところこそ危な い。住民の安全を脅かす艦載機「移転」に私はNO!をいいます。そ して基地の強化ではなくて、軍縮に向けての流れをつくるべきと考え ます。

今回の移転問題は、米軍と自衛隊を一体として訓練し、世界中で戦わ せようとする世界戦略の一角です。厚木からたらいまわしにすれば済 む、という話ではありません。そうした戦略に日本を深く組み込み、 日本を前線基地にしようという動きそのものにNO!


2006年3月13日 岩国住民の意思を政府は受け止めるべき
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2006/03/13-909.html
どんな戦争やテロでも、まず軍事施設が狙われるのは常識ですから、 基地を置く、強化するということは自ら危険エネルギーを高めること に他ならないのです。同時にそれは、街が戦いの最前線そのものにな るということなのです。

「国の安全保障を地域だけで考えるのはおかしい」というのであれば、 憲法を変える国民投票の前に、米軍受け入れに対する国民投票をまず やってはどうでしょうか。「今の憲法が現実に合わない」という人は、 「今の民意」をきちっと積み重ねる努力をすべきでしょう。
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「Daily Look at U.S. Military Deaths in Iraq」
By THE ASSOCIATED PRESS
Published: March 13, 2006

As of Monday, March 13, 2006, at least 2,308 members of the U.S.
military have died since the beginning of the Iraq war in March
2003, according to an Associated Press count. The figure
includes seven military civilians. At least 1,808 died as a
result of hostile action, according to the military's numbers.

The AP count is one less than the Defense Department's tally,
last updated Monday at 10 a.m. EST.

The British military has reported 103 deaths; Italy, 27; Ukraine,
18; Poland, 17; Bulgaria, 13; Spain, 11; Slovakia, three; Denmark,
El Salvador, Estonia, Netherlands, Thailand, two each; and
Hungary, Kazakhstan, Latvia, one death each.

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The latest deaths reported by the military:

-- A soldier died Monday in a roadside bombing in eastern
Baghdad.

-- A Marine died Sunday in Anbar province.

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The latest identification reported by the military:

-- Marine Lance Cpl. Bunny Long, 22, Modesto, Calif.; killed
Friday by an explosive in Anbar province, Iraq; assigned to
Headquarters Battalion, 2nd Marine Division, II Marine
Expeditionary Force, Camp Lejeune, N.C.

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On the Net:
http://www.defenselink.mil/news/

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MH-60 Seahawk helicopter
A flight deck crewman signals to the pilots of an MH-60 Seahawk
helicopter to starts its engines at the beginning of flight
operations aboard the aircraft carrier USS George Washington
(CVN 73) on March 9, 2006. The George Washington is conducting
carrier qualifications and shipboard training in the Atlantic
Ocean. The Seahawk is assigned to Helicopter Sea Combat
Squadron 28. DoD photo by Petty Officer 3rd Class Christopher
Stephens, U.S. Navy. (Released)
http://www.defenselink.mil/photos/Mar2006/060309-N-9621S-024.html
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President Bush
Doug Mills/The New York Times
President Bush walking onstage Monday before his speech on Iraq
to the Foundation for Defense of Democracies in Washington, D.C.

「President Bush's speech before the Foundation for Defense of
Democracies on Monday,
as provided by the Federal News Service Inc.」
http://www.nytimes.com/2006/03/14/politics/14prexy-transcript.html


Since the morning of September the 11th, we have known that the
war on terror would require a great sacrifice, and in this war
we have said farewell to some very good men and women. One of
those courageous Americans was Sergeant William Scott Kinser
Jr. (sp), who was killed last year by the terrorists while
securing polling sites for the Iraqi elections. His mom,
Debbie, wrote me a letter. She said, "These words are straight
from a shattered but healing mother's heart. My son made the
decision to join the Army. He believed that what he was
involved in would eventually change Iraq and that those changes
would be recorded in history books for years to come. On his
last visit home, I asked him what I would ever do if something
happened to him in Iraq. He smiled at me with his blue eyes
sparkled and he said, `Mom, I love my job. If I should die, I
would die happy. Does life get any better than this?'" His mom
went on, "Please do not let the voices we hear the loudest
change which you and Scott started in Iraq. Please do not let
his dying be in vain. Don't let my son have given his all for
an unfinished job. Please complete the mission."

I make this promise to Debbie and all the families of the
fallen heroes: We will not your loved ones dying be in vain.

We will finish what we started in Iraq. We will complete the
mission. We will leave behind a democracy that can govern
itself, sustain itself and defend itself. And a free Iraq --
(applause) -- and a free Iraq in the heart of the Middle East
will make the American people more secure for generations to
come.

May God bless the families of the fallen. May God bless our
troops in the fight. And may God continue to bless the United
States of America. (Applause.)

Thank you.



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