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くれぐれも、ご注意ください。 |
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『頼む、見つからないでくれ！』
2006年3月16日（木）
今日、お昼頃、知人の民主党・衆院議員の第2議員会館にいたとき、 テレビで野球の中継をやってました。 「あれぇ〜、昼間っから野球？ 高校野球でもないのに？」 「全日本だよ」 「へぇ〜。でも、なんで、全日本が、横浜と試合してるの？」 「違うよ、これは、日本VS韓国だよ。青に白のユニフォームは、韓国 チームだよ」 そう、教えられましたが、そういえば、先日、野球で審判の誤審があっ て、もめてたというニュースを聞いたことを思い出しました。 そのとき、議員のデスクの電話が鳴りました。 お茶をいれてた議員は、 「悪い。手が離せないから、スピーカーに出してくれ。」 というので、私は、ボタンを押して、スピーカーにつないだ。 「あ〜、もしもし。先輩？！ 古賀です」 「失礼ですが、どちらの古賀さんでしょうか？」 「いやだなぁ〜、先輩。古賀潤一郎ですよ！」 「古賀、、、潤一郎、、、。ああっ！ おおっ、古賀くん。 どうした、元気にやってるか？」 「はい、おかげさまで。今、アメリカにいるんですよ」 スピーカーから聞こえてきた元気な声は、学歴詐称問題で国会議員を辞 職した古賀潤一郎だった。 まぁ、同じ民主党なのだから、先輩・後輩の間柄でも、不思議はない。 「アメリカで、何やってるんだ、おまえ？ 大学か？」 「いえ、先輩。今、野球を観戦してるんですよ！」 「野球って、おまえ、もしかして、日本と韓国の試合か！？」 「そうです、先輩。よくわかりましたねぇ〜」 「おまえ、その試合は、今、日本でも中継されてるよ、生中継だ」 「先輩、ホントですか！？ そりゃすごい」 「“そりゃすごい”じゃないよ。おまえなぁ〜、今、日本では、民主党 は大変なんだよ、、、。いいか、マスコミに見つかるなよ！」 「先輩、何言ってるんですか！？ 野球は日本の国技ですよ！ 日本のチームを応援するのは、日本人として当たり前のことじゃないで すか？！」 「応援するのは、いいんだけど、、、」 「もしもですよ、今、メキシコご訪問中の皇太子殿下がですねぇ〜、日 本の決勝戦の試合を応援に来られたりしたら、選手もうれしいでしょう ？」 「そりゃ、おまえ、皇太子だからだろ！？ 国会議員をあんな形で辞めたおまが行っても、そんなのうれしくはない んじゃないか！？」 「何言ってるんですか、先輩。 ああっ、イチロー、おしい！ もうちょっとでヒットだったのに、、、」 「とにかくな、おまえ、マスコミに見つかるなよ、絶対！ それから、テレビカメラにも映るな。いいな！？」 「どうしたんですか？ なんで隠れなきゃならないんですか？」 「いや、民主党が、ヘマをやってしまってな、、、。そのせいで、人気急 落なんだよ。そんなときに、過去に問題のあったおまえのようなヤツが、 のんきに野球観戦なんかしてたら、余計、国民の反感をかうだろ？！」 「へぇ〜、そうなんですか、、、。 でも、それ、私とは関係ないでしょう？ 民主党を辞めて、もうずいぶんになるんですから」 「まぁ、今回問題を起こしたのは、おまえには関係ないけれども。 国民にとったら、民主党も、民主党を辞めた人間も、同じなんだよ。 頼む、見つからないでくれ！ センターだけじゃないぞ。今日は、特別だから、あちこちにカメラがある そうだから、とにかく、カメラに写らんでくれ！」 議員は、電話のマイクに向かって大声でいうと、電話を切った。 |
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