コラムの内容には、架空の話も含まれます。
くれぐれも、ご注意ください。



『石原都知事を訴える!』 2006年11月6日(月)

高校の必修科目の未履修の問題が、とうとう、東京都にも飛び火してき ました。
まぁ、飛び火というか、自分たち(高校)がつけた火なんですけど。
東京都立の高校でも、未履修の生徒がいることが判明したのです。

何しろ、高校を卒業するには、必ず履修しなければならないと、学習指 導要領で規定されてる科目を、履修しないで、受験に必要な科目をやっ ていたというんですから、学習指導要領の遵守には、ひときわ、うるさ い石原都知事のこと、烈火のごとく怒って、校長を即座にクビにするく らいの処分をするのでは?と楽しみに(?)してたら、何のことはあり ません、生徒は、未履修の必修科目を卒業までに、補習授業で受ければ、 卒業を認めるとし、関係者の処罰といった話など、聞こえてきませ ん、、、。

これに怒ったのが、下の二人。
東京都の中学の先生が、卒業式で、君が代を歌うときに、立たなかった という理由で、処分された二人です。

この二人、自分たちは、卒業式で、起立しなかったというだけで処分さ れたのに、今回の校長などは、学校ぐるみで、学習指導要領を逸脱する 教育を行っていたのに、石原都知事から、何の処分も受けないのは、不 公平であり、石原都知事は、学習指導要領に従った教育を行うという教 育基本法を守らなかった校長を処分しなかったことは、行政権の不行使 となり、法律違反である。と石原都知事を訴えました!

東京都は、もちろん、訴状を見てないので、コメントできないというこ とでしたが、石原都知事を訴えた二人の弁護士は、熱く(?)語ってく れました。

「なんで、石原都知事を訴えたんですか?」
「そりゃ〜、決まってます。おかしいでしょ?
二人の教師には、学習指導要領に決まってるんだから、国歌を歌えと強 制し、それに従わないからといって処分したのに、今度の未履修問題で は、誰も処分されない、、、。
学習指導要領は、守らなくても、いいんですか?」
「いや、そういうことはないでしょう。
でも、全国で、未履修問題は、起こってますが、知事が訴えられたとい うのはないですよねぇ〜?」
「それは、国歌を歌わなかったという理由で、教員を大量に、処分した 知事も東京にしかいないでしょうから、同じですよ。」

「何か、他におっしゃりたいことは?」
「ありますよ!
この前の石原都知事の記者会見でも、そうなんですけどね、、、」
「何がですか?」
「“目先の受験という実績で点数稼ぐために先生が腐心したら本当の教 育者とはいえない。そういった教育者を放置したのは文部科学省の責任” などと発言してるんですよ。」
「う〜ん、まっとうな意見じゃないですか」
「これが、都知事以外の人の発言なら、まっとうだったかもしれません がねぇ。
本当の教育者ではないと自分がおっしゃる都立高校の教師は、都知事の 管轄でしょう?」
「さぁ〜、教育委員会では?」
「まぁ、それも、東京都みたいなものでしょう。」
「いや、ちょっと違うような、、、?」

「それに、文科省でしょう、悪いといってるのは?
つまり、教師が悪い、文科省が悪いと、他人のことばかり批判して、自 分の管轄の都立高校で起こったことなのに、自分は、ちっとも反省しな い。
そういう人間だということを、裁判を通して明らかにしたいと思ってま す。」
「ほぉ〜、なるほど。他には?」

「う〜ん、それにですよ、、、。
東京都立の大学もあるでしょう?
目先の受験といいますけど、自分の管轄で、大学受験もやってるんですよ。 たとえばですよ、学習指導要領を完全に守っていたのなら、受験に不利 になると考えるのなら、そういう大学入試の制度を改めることもできた のに、それもしない。
ただ、こうして問題が起こって、騒がれると、あいつが悪い、あっちが 悪いと、他人にばかり責任を押し付けて、自分は、ちっとも反省しない 人間、それが、石原都知事だということです」

「はい、わかりました。
裁判は、勝てそうですか?」
「いや、それはわかりません、、、。傍聴に来てください。」
「石原都知事も来ますか?」
「いやぁ〜、都知事は、忙しい人だから、来ないでしょう。
たぶん、訴えられてることも知らないのでは、、、?」


石原都知事「くだらん先生の講義より読書」 未履修問題で
11/03 22:40

 学習指導要領で定められた必修科目が未履修の高校が相次いでいる 問題について、石原慎太郎知事は2日の定例記者会見で、「目先の受 験という実績で点数稼ぐために先生が腐心したら本当の教育者とはい えない。そういった教育者を放置したのは文部科学省の責任」との見 解を述べた。

 知事は「先生が子供を商品化して学校の店舗として名声というクレ ジットを稼ぐために骨抜きをした」と指摘。「先生たちの教育に対す る基本的な物の考え方がずれた」と強調した。

 文科省が救済策の一環として補習授業を決めたことについては 「(補修を受けるよりも)気の利いた歴史の本を読んだほうがよっ ぽど早い。本読んでリポートを出せとしたほうが、くだらん先生の 講義を聴くよりもいい」とも語った。
(c) Copyright 2006 The Sankei Shimbun. All rights reserved.
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君が代不起立「停職は不当」、教諭2人が提訴 東京地裁
2006年10月30日19時29分

 卒業式などで君が代斉唱の際に起立しなかったとして、東京都教 委から今年、停職処分を受けた中学教諭と養護学校教諭が、都を相 手に処分取り消しなどを求めて30日、東京地裁に提訴した。君が 代斉唱などを強制した都教委通達(03年10月)を違憲とした9 月の東京地裁判決に沿って「処分は不当」と訴えている。

 訴えたのは、立川市立立川二中(処分時)の根津公子教諭(55、 停職3カ月)と都立調布養護学校(処分時)の河原井純子教諭(5 6、停職1カ月)。

 代理人の弁護士によると、通達以降の停職処分に対する提訴は初 めて。

 都教委は「訴状を見ていないので、コメントできない」としている。 (朝日新聞 http://www.asahi.com/)
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「日の丸・君が代問題、都知事は不起訴相当 検察審査会」
2006年10月11日22時52分

 入学式や卒業式で、日の丸掲揚時の起立や君が代の斉唱を職務命令 で強制したとして、石原慎太郎・東京都知事らが脅迫罪や公務員職権 乱用罪などで告訴・告発された問題で、東京第二検察審査会は11日、 東京地検の不起訴処分を相当とする議決書を公表した。議決は4日付。 05年12月の不起訴を不服として、都立高校の現職教職員らが同審 査会に申し立てていた。

 議決は「都教委の通達・指導の内容や方法にやや行き過ぎの点はあ るが、従わない場合には服務上の処分もあることを通告しているので、 違法性があるとは言えない」と理由を述べた。「憲法にいう思想・良 心の自由に基づく内心の自由の問題があるとしても、教職員の不起立 や不斉唱は入学式・卒業式の妨害と言わざるを得ない」とも指摘。知 事らの職務命令は犯罪行為に当たるとまでは評価できないとした。

 一方、「都教委の指導の方法は、はじめに処分ありきとも受け止め られる強権的なもので、このような手法による公権力の発動は、より 慎重であるべきだ」などの意見が出たとの付言がされた。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)



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